2017年4月23日

クトゥルフ・ウォーズ(Cthulhu Wars)拡張の紹介(4)

今回と次回は第1期の拡張から旧支配者パックについて紹介します。これらのユニットは「独立の旧支配者(Independent Great Old One)」としてゲームに導入します。前回の「中立の怪物」と同じように誰の味方にもなる可能性があります。

独立の旧支配者を覚醒するためにはユニットごとの特殊条件を満たする必要があります。多くの条件では自勢力の旧支配者が覚醒済みの時に魔力を支払って2体目の旧支配者として覚醒させます。死亡すると中立に戻ってしまうので他の人でも覚醒できるようなります。

旧支配者はそれぞれ独特の強力な能力を持っており、中には根本戦略の変更が必要になるようなものもあります。さらにそれぞれ独自の呪文書を持っており個別の条件を満たすことで、強力な呪文書の効果が利用可能になります。

= 旧支配者パック1 =

(Great Old One Pack One  $34.99)

旧支配者パック1には以下のような5体(柱?)の旧支配者が含まれています。

●独立の旧支配者: クトゥグア(Cthugha)

有名な旧支配者でフォーマルハウトに封印されていると言われる火の邪神です。ゲーム的には普段は戦闘力ゼロのくせに相手が旧支配者の時のみ本気出すという弱いんだか強いんだかわからない微妙なユニットになっています。ハスターやシュブ=ニグラスあたりにぶつけて相討ち狙いというのが正し使い方かもしれません。独自の呪文書:火焔嵐(Firestorm)があると殺戮(Kill)を苦痛(Pain)に下げることで「旧神の印(Elder Sign)」を獲得という得点源になるのが魅力的です。

●独立の旧支配者: アブホース(Abhoth)

北米のン・カイに棲むという不定形の旧支配者です。ゲーム的には汚濁(Filth)トークンを蒔く能力を持っており、汚濁トークンは移動できませんが戦闘力ゼロの怪物として扱えます。

汚濁トークン
さらに汚濁トークンの数が増えればアブホースの戦闘力が増えます。独自の呪文書:幼生体(Brood)があると敵は汚濁トークンのある場所の門(ゲート)を使用できなくなるという嫌らしい能力を獲得します。

●独立の旧支配者: チャウグナー・フォーン(Chaugnar Faugn)

かつてはピレネー山脈に棲んだという長い鼻と大きな耳を持つ象に似た旧支配者です。単体で強い邪神ではありませんが、自分の門(ゲート)のある場所の戦闘力が増えるという全体の守りを向上させてくれるユニットです。特筆すべきは独自の呪文書:チャウグナー・フォーンの呪い(Curse of Chaugnar Faugn)の能力で「旧神の印」を表を見て選べるようになります(自分には常に3点を敵には1点を渡すことかできます)

●独立の旧支配者: イグ(Yig)

かつてムー大陸で崇拝されていたと言われる蛇の邪神です。この旧支配者がいると自勢力の信者が全員猛毒になり戦闘で殺されると返り血で相手を殺せます。独自の呪文書:イグの使者(Messenger of Yig)があれば敵全員から魔力がもらえるというのも嬉しい感じです。

●独立の旧支配者: 母なるハイドラ(Mother Hydra)

深きものどもに崇められる下級神。このユニットは敵の数が少ない時は強いのに敵が増えると弱くなるという変な特徴があります。能力としては海洋から陸地へ敵の信者を移動させるというもので、敵を移動させる能力は色々と便利です。独自の呪文書の能力:受精卵(Zygote)を使うと自分の信者全員をコスト1で登場させることができるようになります。

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■次回は旧支配者パック2,3を紹介します。

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