投稿

7月, 2014の投稿を表示しています

完全版神名録だと!

Jeff Richard が Google+ の Glorantha コミュニティに投稿したところによると、 彼は現在、 新しい Gods Book の付録として完全版神名録(Complete Prosopaedia)を執筆中らしい。 『グローランサの神々』についていた神名録が240柱だったのに対して、 この新しいバージョンでは 530柱くらいになりそうとのこと。

パンテオンごとの内訳はオーランス(127柱)、 イエルム(113柱)、 マルキオン(50柱)、 フォンリット(42柱)、 ルナー(42柱)、... だとか。  Guide of Glorantha の例にならうと、 実物を入手できるのは大分先になりそうだけど、 超期待。

https://plus.google.com/108191783232173529938/posts/7LLvrEe9HKh

OpenQuest 2 Basic 無料

イメージ
忘れないうちにこっちも紹介。 OpenQuest 2 Basic edition がリリースされて DriveThruRPG より無料で購入できるようになっています。

OpenQuest というのは D101 Games から出ている D100系のRPGシステムで、 いわゆるルーンクエストのクローンの一つです。 OpenQuest 2 はその二版にあたります。 二版が出ていることからもわかるように、 いくつかあるルーンクエストのクローンの中でも出来が良くて人気があるものです。 そういう意味で RuneQuest 6版の対抗馬といえそうです。

出版元の D101 Games は Hearts in Glorantha というグローランサの雑誌を作っていたり、  Gloranthan AdventuresThe Book of Glorious Joy というグローランサ・サプリも出していることもからもわかるようにグローランサに詳しく、  OpenQuest 2 も汎用設定ながら比較的グローランサにも親和性のあるルールになっています。

この OpenQuest 2 から主要なルールのみを抜き出して、 お試し版としたのが OpenQuest 2 Basic edition です。  挿絵とかはありませんが全部で150ページあり一通り遊ぶのに十分なルールが含まれています。 RuneQuest 6版が RuneQuest Essentials を出したから対抗したわけではなくて、 前々から準備されて来たもののようですが、 両者を比べてみるのも面白いかもしれません。

購入(無料): OpenQuest2 Basic edition via DriveThruRPG

読んでみて面白そう思ったら Deluxe版の購入を検討してあげてください。 PDF版ならばたったの15ドルですし。

購入(PDF $15): OpenQuest 2 Deluxe

Guide to Glorantha 正式版PDFがダウンロード可能に

イメージ
待ちに待った Guide to Glorantha の正式版がリリースされました。  Kickstarter で支援していた人たちや事前予約した人は glorantha.com のアカウントから PDF がダウンロード可能になっているようです。  書籍版の発送はまだ始まっていないみたい。

私は Kickstarter で支援したので Sneak Peak として事前にほとんど見せてもらっていたとはいえ、 正式版ということで感慨もひとしおです。  本当に長かった(ちなみに募集時のリリース予定は2月でした。 去年の!!)。

Guide to Glorantha は Vol.1 と Vol.2 の二分冊になっていて、 それぞれ400ページあります。内容的にはRuneQuest3版の『グローランサ』と『古えの秘密』を合わせて超増量したような感じです。  魔法関係や特定のゲームに依存したデータはありませんが、  グローランサ地誌完全版な感じで、  今まであまり語られて来なかったパマールテラ大陸や、  ヴォルメイン、  ジルステラ、  東方諸島などなどの島々の情報などもあります。  英語読めなくてもカラフルな地図や挿絵を見ているだけでも飽きません。

あとグローランサの詳細地図を地図帳の形で独立させた  Argan Argar Atlas も同時に発売になっていますので、 こっちもお勧め。  グローランサを100以上に分割してヘックスマップになっています。  付録でついている時代ごとの文化圏別色分け地図も素敵です。

書籍版の方は重さ6kgと置き場所に困りそうですが  PDF ならば置き場所には困りませんので、 グローランサ好きな人はPDFだけでも絶対に買うべきです。 グローランサそれほど知らなくても「ファンタジー」好きな人ならば世界創造の究極形の一つという意味で色々参考になるのではないかと思います。

HeroQuest紹介(12) - ナレーティング

●ナレーターの仕事
ナラティブRPGである HeroQuest ではナレーターの仕事は一般的なRPGのゲームマスターのそれとは大きく違う部分があります。 この違いを理解することがとても大切です。 ナラティブRPGのゲームマスターの仕事はプレイヤーと対立することではありません(これはまあ普通のPRGでもそうですが)。 プレイヤーに何ができて何ができないかを伝えることでもありません。 間抜けなプレイヤーを罰したり、 逆に賢いプレイヤーにご褒美を与えることでもありません。 物語の筋書を決めるのも詳細な設定をつくるのもナレーターの仕事ではありません。

ナレーターの仕事はプレイヤーの物語に全面協力すること、 物語が停滞しないように動かし続けること、 物語が説得力を持ち魅力的であるように維持することです。

これらを行うためのナレーティングのコツを紹介してみたいと思います。 と言っても私もまだまだ未熟なナレーターなので大上段にこれがナレーティングのやり方だと教えることはできそうにないので、 ルールブックやその他で紹介されているやり方や経験を元に私なりに説明してみたいと思います。


●ナレーターはストーリーを語らない
一般的なRPGではゲームマスターは舞台やストーリー展開を予め決めておいて、 それに合わせて地図やモンスターやNPC等の数値や様々な仕掛けなどを準備しておきます。 ゲームマスターは準備した筋書から大きく外れると、 せっかく手間をかけた数値情報や仕掛などが無駄になるため、 できる限りこれを避けるのが普通です。 プレイヤー側もそのことを念頭において、 ゲームマスターの考えを読んでその筋を辿るのが礼儀正しいプレイとされ、 そこから外れて勝手な方向に進めるのは無作法とみなされがちです。

ナラティブRPGではここが逆でストーリーを語るのはプレイヤーの役目です。 ナレーターが物語の筋書を決めるのは御法度です。 ナレーターは舞台を準備する時に面白そうな筋書を考えついたりするものですが、 それは最初から捨てるつもりでいてください。 あらかじめ準備したストーリーにプレイヤーを誘導するようなことは絶対にしてはいけません。

単なるストーリー指向とナラティブの最大の違いはこのプレイヤーが物語を作るという点です。 ナラティブRPGでストーリーを語るのはプレイヤーの仕事で、 ナレーターはその物語に対…

HeroQuest紹介(11) - ヒーローポイントと成長

●ヒーローポイントの入手
今回はヒーローポイント(Hero Point)と成長について説明します。 まず各プレイヤー・キャラクターは作成時に3ポイントのヒーローポイントをもらえます。 そして各セッションの終りに2〜4ポイントのヒーローポイントを獲得できます。 さらにセッションで最も面白いプレイをしたプレイヤーを投票して1ポイントのボーナスを与えるというオプションもあります。

2〜4ポイントと幅があるのはセッションの時間やその濃さによって変えるためです。 この時に欧米で毎週決まった曜日の夜に集まって数時間ゲームを遊ぶという習慣があるということを覚えておくと良いでしょう。 このため1回のセッションというのは2〜3時間程度というのを前提に計算して、休日に集まって1日遊ぶ場合には途中で切って何回かのセッションに分けて遊ぶと良いでしょう。

数セッションからなるシナリオの終りにさらに追加で3ポイントのヒーローポイントが配布されます。 オプションとしてシナリオ全体を通してのMVPを投票してその報奨を与えることもできます。


●アビリティの成長
セッションの終りにヒーローポイントを使用してキャタクターを成長(Improve)させることができます。 ヒーローポイントを1ポイント支払うことにより持っているアビリティのうち一つを +1 することができます。

一度に複数上げるのはより難しくなります。 +2 するためには 1+2 で3ポイント必要になります。 +3 するためには 1+2+3 で6ポイント、 +4 するためには 1+2+3+4 で10ポイント必要になります。


●キーワードの成長
アンブレラ型のキーワードはアビリティではなく、 キーワード自身を上昇させることもできますが、 それにはアビリティの2倍のヒーローポイントが必要になります。 +1 するために2ポイント、 +2 するためには6ポイント、 +3 するためには12ポイントといった具合です。


●新しいアビリティの獲得
ヒーローポイントを1ポイントを支払うことにより新しいアビリティを13で獲得できます。 これにはそのアビリティを獲得した経緯に関して合理的な説明が必要になります。

最も一般的な使い方はゲームの中での出来事に関連したアビリティを獲得することです。 逆に言うとセッション中で入手したアイテムや新しい友人などの人間関係をそのキャラ…

HeroQuest紹介(10) - 修正値と抵抗値

●修正値
コンテストで状況によりPCのアビリティに対して足したり引いたりする値を修正値(Modifier)と言います。 HeroQuest の修正値には特定アビリティボーナス、 拡大解釈ペナルティ、 状況修正値、 増強、 プロット増強などの種類があります。

HeroQuest ではこれらの修正値も主としてナラティブな考え方にもとづいて決めます。 それぞれの修正について少し詳しく説明してみます。


●特定アビリティボーナス
プレイヤーたちはアビリティを決める際にできるだけ多彩な面白いものにするように求められます。 ゲームの中で、 詳細なアビリティのうち一つが状況にピッタリ一致していて、 それを使うのはこの場面しかないということがあります。 この場合には特定アビリティボーナス(Specific Ability Bonus)といって +3 または +6 の修正を獲得します。

これは多彩で詳細化されたアビリティを設定したことに対するご褒美のようなものなので、 汎用的なアビリティに対しては与えられません。 とはいえナラティブRPGはプレイヤーが自分の思うようにストーリーを誘導できるので、 詳細化されたアビリティでもそれなりにボーナスを得る機会はあるものです。

逆に同じゲームに参加しているPCの中に特定の状況に対してよく一致したアビリティを持つキャラクターと、 明らかに広汎なアビリティを持つキャラクターが両方いる場合にはPC間のバランスを取るために、 広汎なアビリティを持つプレイヤーには -3 または -6 ペナルティが適用されます。 これはあくまでバランスを取るためで後述の拡大解釈とは違う点に注意してください。汎用的なアビリティでも、 今実際に行おうとして行為に関して自分より適切なアビリティを持つキャラクターがいないならばペナルティを受けるこはありません。


●拡大解釈ペナルティ
時々プレイヤーから不可能とまでは言い切れないまでも普通は有りそうにないアビリティの応用が提案されることがあります。 これを拡大解釈(Stretch)といいます。 例えば「英文学」のアビリティでイタリア語で会話しようとするような完全に無関係とは言い切れないけれども一般性の低いものです。

物語を進めていくためには場合によってこういった拡大解釈も必要になります。 ただしキャラクターの一貫性を維持するために拡大解釈…