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Bundle of Holding: RuneQuest 6ed

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Bundle of Holding にて RuneQuest 第6版セットの販売が始まっているようです。

    サイトURL:   http://bundleofholding.com/

Bundle of Holding について良く知らない人のために簡単に説明すると RPG の電子版(PDF)を期間限定で格安でセット販売してくれるサイトです。 その時々でテーマごとにセットしたり、特定のゲームの基本ルールと各種サプリメントをセットにしたり色々です。 購入価格は指定された価格以上なら自分で決めれるのですが指定は半額以下の超格安になっており、さらにスレッショルドを超えるとボーナスも貰えます。

その Bundle of Holding にて RuneQuest の最新版である第6版のセット販売が昨日から始まっています。 気になっていた人には、 たった7ドル(今の円安レートでも840円くらい?)で入手できるチャンスですよ。期限は 2014年12月12日までみたいなので、お早めに。 あと PDF には一切 DRM 等かかっていないので色々な環境で見れて便利ですし、場所も取らないので、 とりあえず勝っておく手もありかもですね。


●基本セット
    RuneQuest 6  (通常価格 $25) … 基本ルール(458ページ)
    Book of Quests (通常価格 $8) … 初級向けの短篇シナリオ集(226ページ)

●ボーナス
    Monster Island (通常価格 $15)  … モンスターマニュアルと島の設定集(298ページ)
    Monster Island Companion (通常価格 $5) … モンスター集の追補(17ページ)
    Hessaret's Treasurs (通常価格$6) …中編シナリオ(48ページ)


$6.95 以上で基本セットが、スレッショルド価格(今だと$15.07)を超えるとさらのボーナスも入手できます。 利用は簡単で PayPal 等で支払うとダウンロード用の URL が送られてくる仕組です。 回線に余裕がある所でダウンロードすると良いでしょう。

13th Age in Glorantha kickstarter あと2日

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現在、 キックスターターで支援募集中の13th Age in Glorantha ですが,  いよいよ残り2日と少しになりました。 後から支援しようと思っていた人もそろそろ行動する時ですよ。  くれぐれも、 お忘れなきように。


以下 簡単に現在の状況を簡単にまとめました。


●ストレッチゴールと達成状況

しばらく鈍化していましたが、 ここに来てラストスパートでまた延び始めています。 しかし全部達成は難しいかもしれませんね。 個人的に最後のユールマルはいらないけどで、 バゴッグくらいまでは行って欲しい。

達成 $39,500 初期目標
達成 $45,000 フルカラーのイラストを5枚追加
達成 $50,000 狂戦士クラスの選択肢にゾーラク・ゾーランを追加
達成 $55,000 クリムゾン・バット、バットの司祭、小型バット乗りなど追加
達成 $60,000 PCとしてウズを使用するために一章を追加
達成 $65,000 ドラゴン・パス地域の地名と神話の地図を追加
達成 $70,000 混沌のカルト1: サナターの追加
達成 $75,000 PC種族としてダックの追加、ゾンビと戦うミニ冒険も追加
達成 $80,000 各モンスターの大きさ比較用のシルエット絵を追加
達成 $85,000 コメット・シアーなどのルナー魔術部隊を敵として追加
達成 $90,000 混沌のカルト2: クラーシトの追加
達成 $95,000 ルナーとスコーピオンマンの高レベルシナリオ追加
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現在 $95,912
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未達 $100,000 サーター魔術連合の能力や魔術をPCが使用できるように
未達 $105,000 混沌のカルト3: バゴッグの追加
未達 $110,000 chaos mage をベースにユールマルのカルトを追加


●追加のアドオン

大判の地図が追加されていますので、 あと少し支援追加を検討している人は良い選択ではないかと思います。
それと既存のものですが称号で好きな神で選択できるようになってますので、 公式に信者を名乗るチャンスみたいですよ。

Unfold the Map (+$20 送料別)
  ドラゴン・パス地域のポスターマップ(55cm x 85cm)

Most Loyal Thanes (+$50)
  既存のものだけど以下のよう…

13th Age in Glorantha kickstarter 現在の状況

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13th Age in Glorantha のキックスターターが開始されて約2週間になるので現在の状況を簡単にまとめておこうかと思います。



キックスターターのサイト:
https://www.kickstarter.com/projects/416625372/13th-age-in-glorantha

初日にいっきに初期目標を達成して、その後は派手ではないものの少しづつ順調に延びているようです。 以下はキックスターター追跡サイトの kicktraq のグラフです。




●ストレッチゴールと達成状況
いくつか拡張ゴールも達成されています。

達成 $39,500 初期目標
達成 $45,000 フルカラーのイラストを5枚追加
達成 $50,000 狂戦士クラスの選択肢にゾーラク・ゾーランを追加
達成 $55,000 クリムゾン・バット、バットの司祭、小型バット乗りなど追加
達成 $60,000 PCとしてウズを使用するために一章を追加
達成 $65,000 ドラゴン・パス地域の地名と神話の地図を追加
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現在 $68,242
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未達 $70,000 混沌のカルト1: サナターの追加
未達 $75,000 PC種族としてダックの追加、ゾンビと戦うミニ冒険も追加


●追加の支援レベル
既存の数限定レベルはほぼ埋まったためか、新たに提案型の支援レベルがいくつか追加されています。 どれも高額なので名前付け以外は今のところ応募者はあまりいないみたいです。

A NAME TO REMEMBER ($325 + 日本への送料$40)
     10名限定 (現時点で残り4名)
     13th Age in Glorantha: ハードカーバー版とPDF版
     Glorantha Source Book: ハードカーバー版とPDF版
     神話の英雄や脇役や適訳として自分のキャラクター名を提案できる

KEY TO POWER ($400 + 日本への送料$40)
    13名限定 (現時点で応募者無し
    13th Age in Glorantha: ハードカーバー版とPDF版
     Glorantha Source Book: ハードカーバー版とPDF版
     既存クラスに新しいタレントやパワーなどのコンセプトを提案…

HeroQuest Glorantha preview

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Guide of Glorantha  の Kickstarter 参加者のうち高位(Illuminate $300以上)の人たちに HeroQuest Glorantha のプレビュー・ドラフトが PDF で配布されました。 本格的な紹介は正式版が発売されてからと思いますが、 まずは簡単に紹介してみたいと思います。

この HeroQuest Glorantha はシステムとして HeroQuestの第二版にあたる HeroQuest Core Rule を使ってグローランサを舞台にして遊ぶための独立ルールブックです。 もともと HeroQuestHeroWars の後継ルールでグローランサの世界設定で遊ぶためのものでしたが、 第二版になる時に Core Rule という名前になり背景世界を切り離した汎用ルールになりました。 そのためグローランサ関係は付録に少し書かれているだけだったのですが、 今回改訂版として再びグローランサ専用になったバージョンが作られることになりました。

この本自体の発売は2014年10月の発売を目指して現在鋭意レイアウト作業等を行っているところと聞いていますが、 8月に行われた GenCon 2014 の会場でPreview版が頒布されたました。今回 Kickstarter 参加者に配られたのは、 これと同じものようです。


●外観
手元にあるのはPDF版なので外観といっても表紙だけなのですが、 この両刃の斧を持った女戦士は地界の「死者の館」を守るバービスター・ゴアということみたいです。 頸からとか腰とかに駄目なものをぶら下げているので、解像度低めにしときました。手前で色々と並んでいるのがヒーロークエスト中のプレイヤーキャラクター。


ページ数的には、 まだ挿絵が一切なくレイアウト前ですがそれでも192ページあります。 これに挿絵がついてきちんとレイアウトされたら250〜300ページのくらいの本になりそうです。


●内容
内容としては、 グローランサ入門 + HeroQuestルール + グローランサ魔術ルール + グローランサでの遊び方 といった感じです。

まず最初にグローランサ入門的な紹介があります。 この部分はグローランサ・ファンにとってはもうお馴染みのもので社会基盤の説明、 英雄戦争、 貨幣、 主要ルーン、  歴史、 地理、 主要人物な…

13th Age in Glorantha kickstarter 開始

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前に伝えた 13th Age in Glorantha の kickstarter による支援募集が始まりました。 最初のアナウンスよりかなり遅れて、 日本時間で9月8日の午前4時にスタートしました。 募集終了は10月14日の午前3時の予定のようです。
   リンク: https://www.kickstarter.com/projects/416625372/13th-age-in-glorantha
13th Age in Glorantha という名前からもわかるように 13th Age というd20系のRPGシステムを使って、 グローランサを遊ぶサプリが今回の対象になります。内容的には以下のゆに紹介されています。 フルカラーで196ページ以上13th Ageをグローランサで遊ぶための完全なルールグローランサの神々やルーンに関連した新しいアイコン新しいクラス: 風の王、狂戦士、大地の女祭などその他グローランサに関連したクラスの変更混沌のモンスターやそれほど危険でないモンスターグローランサ用の One Unique Things遊べる形になった遭遇と神話その他キャンペーンのアドバイス、サンプル・キャラクターなどいろいろ

さらに別に Glorantha Source Book という本が同時に作られる予定になっています。これはルール的なものは入ってなくて、以下のようなグローランサに関する入門書になる予定のようです。
フルカラーで128ページ以上グローランサとルーン紹介宇宙論、歴史、グローランサの神々のサマリードラゴン・パスとその周辺に焦点を当てた主要地域の外観英雄戦争における人名録、第三期末グローランサの劇的な闘争 どちらもグローランサ関連の資料としても役に立つので、RuneQuestHeroQuest を遊ぶのにも有用だろうとのことです。


支援レベルやアドオンなど詳細は「もっと読む »」で。

Glorantha Poster Map Set

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Guide of Glorantha と同時発売で Kickstarter のアドオンとして注文していた  Glorantha Poster Map Set が届きました。


二種類あって、 右は 90cm×60cm の6枚からなるジェナーテラ大陸の地図セット(GENERTELA 6 POSTER SET)です。 左は1/4サイズの 45cm×30cm の24枚からなるグローランサ全体の地図セットです(なぜか名前がGENERTELA 24 POSTER SET となっていますがグローランサ全図です) 。

地図自体は Guide に載ってるものや地図帳の Argan Argar Atlas のものと同じですが、 切り離された大判のポスター地図になっていて、 セッションで机に広げたり、 つなげて見たりするのに便利なようになっています。縮尺的には24枚地図が最も大きく(地図が小さく)、 次が6枚地図、  Argan Argar Atlas の最も小縮尺(地図が大きい)です。 

 2Lペットボトルと比較したサイズは以下のうな感じです。上が6枚地図、 下が24枚地図です。




6枚ジェナーテラ地図を全部をつなげみようと試みましたが、 狭い私の部屋では無理でした。


24枚のグローランサ全体の地図の方も全部つなげるのは無理だったので、 パマールテラと中央の島嶼部のみつなげてみました。

広い部屋が欲しくなりますね。

Glorantha: The Gods War

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発表ラッシュが続きますが、 Petersen Games からグローランサを舞台にした新しいボードゲーム Glorantha: The Gods War の製作が発表されました。 この耳慣れない Petersen Games というのは Sandy Petersen たちが Cthulhu Wars というボードゲームのため作った会社(?)です。


     公式サイト: http://petersengames.com/gods-war/
Sandy Petersen といえば言わずと知れた「クトゥルフの呼び声(Call of Chuthlhu) 」などの RPG のデザイナーですが、 グローランサまわりでも、 トロウル・パックやグローランサ動物誌の主著者ですし他にも様々な活躍を行い、 グレッグに次いでグローランサの設定に影響を与えた人物です。

そのサンディー・ピーターセンがグローランサを舞台にしたボードゲームを作るとなれば、 興味を持たざるを得ません。 まだ詳しい情報はありませんが、 3〜5人向けのマルチプレイヤーのミニチュア・ボードゲームで、 上述の Cthulhu Wars のグローランサ版のような感じになるようです。 

Cthulhu Wars もまだ実際には発売されてないのですが、 以下の kickstarter 募集時の写真とか見るとだいたいのイメージがつかめるのではないかと思います。

          Chuthlhu Wars Kickstarter:
https://www.kickstarter.com/projects/1816687860/cthulhu-wars

ゲーム内容ですが Glorantha: the God War は各パンテオンごとの勢力を担当して、各勢力は個別の呪文やユニットや神々を持っていて、 手下や神々を召喚し、神殿や社を建築し、呪文を唱え、ヒーロークエストを行い、神秘のルーンを集め、敵を倒し、領域を奪。 ミニチュアは 28mm の巨大サイズで基本セットには36体、 拡張セットを使えばさらに多くが使用できると説明されています。

現時点で発売時期や価格など詳しいことはわかりません。 これも kickstarter にかけるのかな?

King of Dragon Pass (Android版)

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今日は紹介すべきニュースが多い日です。 週末に GenCon を控えてリリースラッシュだからかな?

A Sharp が作製したグローランサを舞台にした氏族シミュレーションゲームの傑作 King of Dragon Pass が iOS から Android に移植されました。  Android版の移植と販売は Androidゲームの老舗 HeroCraft が担当したようです。

内容的には IOS 版と同じということなので、 そっちを既に購入した人には必要ないかもしれませんが、 iPhone/iPad は持っていないけど Android の Pad やスマートフォンを持っている人は検討してはいかがでしょうか?

  Goole Play: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.herocraft.kodp

現在の価格は 999円のようです(iOS版はもっと高かった気がするので、 期間限定の特価かもしれません)。 スマホのアプリとしては値段高めですが、 他に類を見ないユニークなシステムでとても面白いです。 (面白過ぎて時間がいくらあっても足りないので、 封印中だったんだけど)。 アプリのインストール後の初回起動時に巨大データのダウンロードがあるので、 無線LANなどの太い回線があることろで落とすと良いでしょう。

ウェブコミック Prince of Sartar 連載開始

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絵:Kalin Kadiev,  作:Jeff Richard によるウェブコミック Prince of Sartar が開始されました。 定期連載とのことですが、 最初の3ページが公開されいます。

     連載サイト:  http://www.princeofsartar.com

上記のサイトを開くと、 いきなり最終ページ(今だと3ページ目)が開くので 1ページ目から読む場合には上段のボタンで戻る必要があります。

内容的にアーグラス、 サマスティナ、 ジャ=イール、 ハレックなどの活動を通してグローランサの英雄戦争や神話について語られるということだったので、 最初に出てきているこの純朴そうな少年が後の...  なのですね。

サマスティナ(Samastina)というのが馴染みのない名前ですが、 Guide of Glorantha によると、 ノチェット出身の高貴な女性で「古き大地の同盟」の指導者なんだそうです。 このコミックのヒロイン役になるのかな?

まだ分量的には少ないですが雰囲気が出ていて期待大です。


13th Age in Glorantha

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13th Age in Glorantha が今月末から Kickstarter にかけられることが発表されました。 予測してなかったために結構びっくりしています。 完成は来年の6月頃を目指しているようですが、 これでグローランサ用のルールに晴れて D20系統のクラス/レベル制のシステムが加わることになりそうです。

●13th Age
13th AgeD&D4版の主デザイナーの一人である Rob Heinsoo と D&D3版の主デザイナーの一人である Jonathan Tweet が WotC を辞めた後に Fire Opal Media Inc として作製したファンタジーRPG で、 イギリスの Pelegrane Press (GUMSHOE システムや Hillfolk とかを出している会社)より昨年(2013)に出版されました。  いろいろとRPG界隈の話題をさらい ENnie Award 2014 にもノミネートされています。

システム的には WotC の Open Game License に基いた クラス/レベル制の D20システムですが、 ドラマチックな戦闘システムや、 キャラクター背景作成やアイコンと呼ばれる重要 NPC との関係などストーリー強化するための独特の仕組みなどが取り入れられています。

私も気になって買ったものの斜め読みで、 時間取れなくて読み込んではいないのですが。


●13th Age in Glorantha
この 13th Age のルールでグローランサを舞台にして遊ぶサプリメント 13th Age in Glorantha の資金募集が 8月27日で始まることが発表されました。 (最近のRPG業界では資金募集だけでなく事前の宣伝効果により kickstarter が広く活用されいるようです。)

    公式サイト:  http://www.13thageinglorantha.com

独立したルールではなく、 あくまでサプリメントなので遊ぶには 13th Age の基本ルールが必要になるとのことです。 今から買って読んどくと良いかも?

この 13th Age in Glorantha は形の上では 13th Age Compatibility license に基いた独自サプリメントとして Moon Des…

Guide to Glorantha が届きました!!

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今朝、 Guide to Glorantha の実物の本が届きました。 ポスターマップ等のアドオンは届いてなくて、 まだ発送元でペンディング中みたいなので、 そっちを待たずに本だけ先に届けてくれた感じなのかな。

デジタル版はすでに読みふけっていますし、 実物が目の前にあるのですが、 長く待ち過ぎたせいかまだ信じられない気分です。


HeroQuestの1版の頃から Moon Design の予定リストにあり続けて、 Kickstarter の募集終了からでも21か月待ちに待ちました。 そして待ったかいのある素晴らしいできです。

浮かれているので、 あんまり丁寧にはいきませんが、 簡単なレビューと写真などを。

●外観
本体が Volume 1 と Volume 2 の二冊セットで、 それぞれ 400ページあります。 合わせて 800 ページです。 そして 128ページの地図帳である Argan Argar Atlas があります。

とりあえず表紙は以下のような感じです。 まずは Volume.1。

そしてこれが Volume.2 の表紙。


そして Argan Argar Atlas の表紙はこんな感じ。 地図の年代は 1625 ST ですね。


そしてカーバーを取った中身も大変立派な装丁です。 この記号はサーター(Sartar)のルーンですね(Moon Design Publication なのに...)


そして、裏のカーバーの折り返しには著者の写真があります。 上からグレッグ、 サンディー、 ジェフです。




●サイズ
まず、 一見してとにかく立派な書籍で、でかくて、 重いです。百聞は一見にしかずということで、サイズ比較画像だと以下のような感じです。 比較対象が 500ml ではなくて 2Lペットボトルという点で既におかしいです。

 重さも3冊合わせて 6.0kg ほとあります。台所用の秤では計れなくて、 計測には体重計を使ったので精度はそれほど高くありません(何かおかしい)。 ついでに手元にあった懐しいのとも比較してみました。

ホビージャパンから出ていた3版の『グローランサ』ボックスセットの箱との比較です。 スケールが何かおかしい気がしますが、 間違いではありません。 これでスカスカの箱ではなくて、 中身までギッシリテキスト、 地図、 イラストが詰まっているのだから読みごたえ…

Designers & Dragons (新版) が Kickstarter に

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Shannon Appelcline の Designers & Dragons (デザイナーズ&ドラゴンズ)の新版が Kickstater に上がっています。 この本、ご存知の人もいるかもしれませんが、ロールプレイング・ゲームの歴史についてまとめた本です。

前の版はイギリスの大手ゲーム会社の Mongoose Publishing からの出版でしたが絶版になっています。 新しい版はアメリカの Evil Hat Production というインディ・ゲーム出版社から出るようです(ナラティブ系RPGの Fate Core System を出しているところです)。 しかし最近の Evil Hat は勢いがありますね。


前の版は大きな版で一冊本でしたが、 新版は大幅増強されて年代別(10年ごと)の4分冊となるようです。 (しかし RPG が世に出て40年たつのですね。 )  内容的には出版社ごとの章立てになっていて各RPGの出版の時期や経緯などが詳しく紹介されています、 よくここまで知らべたよなぁという力作です。 (言うまでもないとは思いますがアメリカ・イギリス中心で、日本は対象外です)。

著者の Shannon Appelcline も多才な人ですね。 Evil Hat のウェブページでは「ゲーム歴史家」という肩書で書かれていたりしますが、 色々な RPG のルール/サプリ/雑誌記事などを書いていて、 個人的にはクトゥルフの呼び声とかグローランサのエルフ本の執筆者という印象が強いです。

この本は普通にロールプレイング・ゲームを遊ぶ分には全く必要ありませんが、 その歴史を知りたい人や、 知ったかぶりをしたい人には必須の本だと思います。  そうでなくても 「Stormbringer(ストームブリンガー)と Call of Cthulhu (クトゥルフの呼び声)のどっちが先に出版されたんだっけ?」 という疑問に答えてくれる稀有な本なのです。

気になった人は以下 Kickstarter へ。

https://www.kickstarter.com/projects/evilhat/designers-and-dragons

残念なこととに国際小包の価格高騰を理由に国際配送オプションが準備されていないようですが、 $15のデジタル版(PDF)は日本からでも申し込め…

完全版神名録だと!

Jeff Richard が Google+ の Glorantha コミュニティに投稿したところによると、 彼は現在、 新しい Gods Book の付録として完全版神名録(Complete Prosopaedia)を執筆中らしい。 『グローランサの神々』についていた神名録が240柱だったのに対して、 この新しいバージョンでは 530柱くらいになりそうとのこと。

パンテオンごとの内訳はオーランス(127柱)、 イエルム(113柱)、 マルキオン(50柱)、 フォンリット(42柱)、 ルナー(42柱)、... だとか。  Guide of Glorantha の例にならうと、 実物を入手できるのは大分先になりそうだけど、 超期待。

https://plus.google.com/108191783232173529938/posts/7LLvrEe9HKh

OpenQuest 2 Basic 無料

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忘れないうちにこっちも紹介。 OpenQuest 2 Basic edition がリリースされて DriveThruRPG より無料で購入できるようになっています。

OpenQuest というのは D101 Games から出ている D100系のRPGシステムで、 いわゆるルーンクエストのクローンの一つです。 OpenQuest 2 はその二版にあたります。 二版が出ていることからもわかるように、 いくつかあるルーンクエストのクローンの中でも出来が良くて人気があるものです。 そういう意味で RuneQuest 6版の対抗馬といえそうです。

出版元の D101 Games は Hearts in Glorantha というグローランサの雑誌を作っていたり、  Gloranthan AdventuresThe Book of Glorious Joy というグローランサ・サプリも出していることもからもわかるようにグローランサに詳しく、  OpenQuest 2 も汎用設定ながら比較的グローランサにも親和性のあるルールになっています。

この OpenQuest 2 から主要なルールのみを抜き出して、 お試し版としたのが OpenQuest 2 Basic edition です。  挿絵とかはありませんが全部で150ページあり一通り遊ぶのに十分なルールが含まれています。 RuneQuest 6版が RuneQuest Essentials を出したから対抗したわけではなくて、 前々から準備されて来たもののようですが、 両者を比べてみるのも面白いかもしれません。

購入(無料): OpenQuest2 Basic edition via DriveThruRPG

読んでみて面白そう思ったら Deluxe版の購入を検討してあげてください。 PDF版ならばたったの15ドルですし。

購入(PDF $15): OpenQuest 2 Deluxe

Guide to Glorantha 正式版PDFがダウンロード可能に

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待ちに待った Guide to Glorantha の正式版がリリースされました。  Kickstarter で支援していた人たちや事前予約した人は glorantha.com のアカウントから PDF がダウンロード可能になっているようです。  書籍版の発送はまだ始まっていないみたい。

私は Kickstarter で支援したので Sneak Peak として事前にほとんど見せてもらっていたとはいえ、 正式版ということで感慨もひとしおです。  本当に長かった(ちなみに募集時のリリース予定は2月でした。 去年の!!)。

Guide to Glorantha は Vol.1 と Vol.2 の二分冊になっていて、 それぞれ400ページあります。内容的にはRuneQuest3版の『グローランサ』と『古えの秘密』を合わせて超増量したような感じです。  魔法関係や特定のゲームに依存したデータはありませんが、  グローランサ地誌完全版な感じで、  今まであまり語られて来なかったパマールテラ大陸や、  ヴォルメイン、  ジルステラ、  東方諸島などなどの島々の情報などもあります。  英語読めなくてもカラフルな地図や挿絵を見ているだけでも飽きません。

あとグローランサの詳細地図を地図帳の形で独立させた  Argan Argar Atlas も同時に発売になっていますので、 こっちもお勧め。  グローランサを100以上に分割してヘックスマップになっています。  付録でついている時代ごとの文化圏別色分け地図も素敵です。

書籍版の方は重さ6kgと置き場所に困りそうですが  PDF ならば置き場所には困りませんので、 グローランサ好きな人はPDFだけでも絶対に買うべきです。 グローランサそれほど知らなくても「ファンタジー」好きな人ならば世界創造の究極形の一つという意味で色々参考になるのではないかと思います。

HeroQuest紹介(12) - ナレーティング

●ナレーターの仕事
ナラティブRPGである HeroQuest ではナレーターの仕事は一般的なRPGのゲームマスターのそれとは大きく違う部分があります。 この違いを理解することがとても大切です。 ナラティブRPGのゲームマスターの仕事はプレイヤーと対立することではありません(これはまあ普通のPRGでもそうですが)。 プレイヤーに何ができて何ができないかを伝えることでもありません。 間抜けなプレイヤーを罰したり、 逆に賢いプレイヤーにご褒美を与えることでもありません。 物語の筋書を決めるのも詳細な設定をつくるのもナレーターの仕事ではありません。

ナレーターの仕事はプレイヤーの物語に全面協力すること、 物語が停滞しないように動かし続けること、 物語が説得力を持ち魅力的であるように維持することです。

これらを行うためのナレーティングのコツを紹介してみたいと思います。 と言っても私もまだまだ未熟なナレーターなので大上段にこれがナレーティングのやり方だと教えることはできそうにないので、 ルールブックやその他で紹介されているやり方や経験を元に私なりに説明してみたいと思います。


●ナレーターはストーリーを語らない
一般的なRPGではゲームマスターは舞台やストーリー展開を予め決めておいて、 それに合わせて地図やモンスターやNPC等の数値や様々な仕掛けなどを準備しておきます。 ゲームマスターは準備した筋書から大きく外れると、 せっかく手間をかけた数値情報や仕掛などが無駄になるため、 できる限りこれを避けるのが普通です。 プレイヤー側もそのことを念頭において、 ゲームマスターの考えを読んでその筋を辿るのが礼儀正しいプレイとされ、 そこから外れて勝手な方向に進めるのは無作法とみなされがちです。

ナラティブRPGではここが逆でストーリーを語るのはプレイヤーの役目です。 ナレーターが物語の筋書を決めるのは御法度です。 ナレーターは舞台を準備する時に面白そうな筋書を考えついたりするものですが、 それは最初から捨てるつもりでいてください。 あらかじめ準備したストーリーにプレイヤーを誘導するようなことは絶対にしてはいけません。

単なるストーリー指向とナラティブの最大の違いはこのプレイヤーが物語を作るという点です。 ナラティブRPGでストーリーを語るのはプレイヤーの仕事で、 ナレーターはその物語に対…

HeroQuest紹介(11) - ヒーローポイントと成長

●ヒーローポイントの入手
今回はヒーローポイント(Hero Point)と成長について説明します。 まず各プレイヤー・キャラクターは作成時に3ポイントのヒーローポイントをもらえます。 そして各セッションの終りに2〜4ポイントのヒーローポイントを獲得できます。 さらにセッションで最も面白いプレイをしたプレイヤーを投票して1ポイントのボーナスを与えるというオプションもあります。

2〜4ポイントと幅があるのはセッションの時間やその濃さによって変えるためです。 この時に欧米で毎週決まった曜日の夜に集まって数時間ゲームを遊ぶという習慣があるということを覚えておくと良いでしょう。 このため1回のセッションというのは2〜3時間程度というのを前提に計算して、休日に集まって1日遊ぶ場合には途中で切って何回かのセッションに分けて遊ぶと良いでしょう。

数セッションからなるシナリオの終りにさらに追加で3ポイントのヒーローポイントが配布されます。 オプションとしてシナリオ全体を通してのMVPを投票してその報奨を与えることもできます。


●アビリティの成長
セッションの終りにヒーローポイントを使用してキャタクターを成長(Improve)させることができます。 ヒーローポイントを1ポイント支払うことにより持っているアビリティのうち一つを +1 することができます。

一度に複数上げるのはより難しくなります。 +2 するためには 1+2 で3ポイント必要になります。 +3 するためには 1+2+3 で6ポイント、 +4 するためには 1+2+3+4 で10ポイント必要になります。


●キーワードの成長
アンブレラ型のキーワードはアビリティではなく、 キーワード自身を上昇させることもできますが、 それにはアビリティの2倍のヒーローポイントが必要になります。 +1 するために2ポイント、 +2 するためには6ポイント、 +3 するためには12ポイントといった具合です。


●新しいアビリティの獲得
ヒーローポイントを1ポイントを支払うことにより新しいアビリティを13で獲得できます。 これにはそのアビリティを獲得した経緯に関して合理的な説明が必要になります。

最も一般的な使い方はゲームの中での出来事に関連したアビリティを獲得することです。 逆に言うとセッション中で入手したアイテムや新しい友人などの人間関係をそのキャラ…

HeroQuest紹介(10) - 修正値と抵抗値

●修正値
コンテストで状況によりPCのアビリティに対して足したり引いたりする値を修正値(Modifier)と言います。 HeroQuest の修正値には特定アビリティボーナス、 拡大解釈ペナルティ、 状況修正値、 増強、 プロット増強などの種類があります。

HeroQuest ではこれらの修正値も主としてナラティブな考え方にもとづいて決めます。 それぞれの修正について少し詳しく説明してみます。


●特定アビリティボーナス
プレイヤーたちはアビリティを決める際にできるだけ多彩な面白いものにするように求められます。 ゲームの中で、 詳細なアビリティのうち一つが状況にピッタリ一致していて、 それを使うのはこの場面しかないということがあります。 この場合には特定アビリティボーナス(Specific Ability Bonus)といって +3 または +6 の修正を獲得します。

これは多彩で詳細化されたアビリティを設定したことに対するご褒美のようなものなので、 汎用的なアビリティに対しては与えられません。 とはいえナラティブRPGはプレイヤーが自分の思うようにストーリーを誘導できるので、 詳細化されたアビリティでもそれなりにボーナスを得る機会はあるものです。

逆に同じゲームに参加しているPCの中に特定の状況に対してよく一致したアビリティを持つキャラクターと、 明らかに広汎なアビリティを持つキャラクターが両方いる場合にはPC間のバランスを取るために、 広汎なアビリティを持つプレイヤーには -3 または -6 ペナルティが適用されます。 これはあくまでバランスを取るためで後述の拡大解釈とは違う点に注意してください。汎用的なアビリティでも、 今実際に行おうとして行為に関して自分より適切なアビリティを持つキャラクターがいないならばペナルティを受けるこはありません。


●拡大解釈ペナルティ
時々プレイヤーから不可能とまでは言い切れないまでも普通は有りそうにないアビリティの応用が提案されることがあります。 これを拡大解釈(Stretch)といいます。 例えば「英文学」のアビリティでイタリア語で会話しようとするような完全に無関係とは言い切れないけれども一般性の低いものです。

物語を進めていくためには場合によってこういった拡大解釈も必要になります。 ただしキャラクターの一貫性を維持するために拡大解釈…

HeroQuest紹介(9) - 拡張コンテスト

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●拡張コンテスト
普通の判定は単純コンテストで十分ですが、 時には映画のクライマックスシーンのような一進一退の攻防を時間をかけて演出したいと思うかもしれません。 そのような場合に使用するのが拡張コンテスト(Extended Contest)です。

拡張コンテストは物語の山場においてその勝敗によって物語の行方が大きく変ってしまうような転換点でのみ使用します。 戦闘シーンだからとかサスペンスシーンだからといって安易に拡張コンテストを使用し過ぎないように注意してください。 物語上においてその勝敗を全員が固唾を飲んで見守る、 その進行に一喜一憂するそういった特別な状況でのみ使用します。

拡張コンテストにも1対1のものと、 複数の参加者で行う集団拡張コンテストが存在しますが、 まずは1対1で行う通常の拡張コンテストを説明します。 手順は以下のような流れになります。
コンテストの枠組を決めるラウンドごとにエクスチェンジを繰り返すどちらが解決ポイント(RP)を 5ポイント獲得したら最終結果を決める おおまかに言えばラウンドごとに単純コンテストを繰り返して解決ポイントを獲得し、 早く 5ポイントを獲得した方が勝ちということです。


●エクスチェンジ
拡張コンテストにおけるラウンドごとの判定をエクスチェンジ(exchange:応酬)と言います。 エクスチェンジの方法は単純コンテストと同じで、 ラウンドごとにその戦術と使用するアビリティを決め、 アビリティに対する修正があれば適用します。 ナレーターはその戦術に対する対抗値を決めてダイスを振ります。 その結果を元に解決ポイントを獲得します。

ヒーローポイントで各エクスチェンジの成功度を繰り上げることができますが、 制限として拡張コンテストではエクスチェンジごとにヒーローポイントを 1ポイントしか使用できません。

エクスチェンジに勝利した場合に得られる解決ポイントは集団単純コンテストと同じく、 完全勝利なら 5ポイント、 大勝利なら 3ポイント、 通常勝利なら 2ポイント、 ぎりぎり勝利ならば 1ポイントになります。 引き分けの場合は双方 0ポイントになります。

解決ポイントを獲得したということは、 それだけ勝利に近付いたという意味になります。 戦闘ならば相手を負傷させたとか、 有利な位置を占めたとかいった具合です。 エクスチェンジごとに何が…

HeroQuest紹介(8) - コンテスト(続き)

●7. 継続効果と結果

コンテストの勝敗が決まったら、 それを解釈し結果を描写します。 勝敗レベルはだいたい以下のような意味になっています。

完全敗北:決定的な敗北により再起がとても困難な状況大敗北:目標を達成できないだけでなく大きな被害を被る状況通常敗北:明確に敗北し目標を達成できない状況ぎりぎり敗北:ほんのわずかな差でぎりぎり目標を達成できない状況引き分け:状況に変化がないか双方が同じだけ獲得または損失している状況ぎりぎり勝利:ほんのわずかな差でぎりぎり目標を達成できた状況通常勝利:明確に勝利し目標を達成した状況大勝利:目標を達成しただけでなく副次効果が残り続ける状況完全勝利:決定的な勝利により後まで重大な影響が残る状況
またコンテストの結果として最初の枠組で決めた目標を達成できたかどうかに加えて、 その勝敗の度合によって後まで影響が残り続ける継続効果(Consequences)が発生します。 敗北した側は被害状態(States of Adversity)を、 勝利した側は継続利益(Lingering Benefits)を得る可能性があります。 勝敗に加えて続いて説明する継続状態を元に、 どのような過程をたどってどういう結果になったかを相談して決めてます。


●被害状態
コンテストは敗北した側はその敗北の度合によって被害状態((States of Adversity)を被ります。 これは後々にまで残る不利な修正で、 例えば負傷などとして演出されます。 戦闘などの肉体的な行動の場合には通常の身体ダメージになりますが、 コンテストの性質によっては精神的なダメージや、 金銭的なダメージ、 社会的な信用や評判に対するダメージなど様々に解釈してください。 芸術などの内面的なコンテストなどの場合でも自信に対するダメージなどとして演出できます。 ほかにも被害状態を道具が壊れたり資源を失ったりという形で表現することもできます。

単純コンテストの被害状態は敗北レベルによって以下のように決まります。 複数のコンテストにより複数の被害状態を受けた場合その効果は累積します。

勝敗レベル被害状態ペナルティ勝利・引き分け健康なしぎりぎり敗北かすり傷-3通常敗北軽傷-6大敗北重傷自動繰り下げ完全敗北瀕死行動不能
健康(Healthy): 特に問題のない状態です。 戦闘の結果として痣ができていたり服が…

Guide to Glorantha 予約開始

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Moon Design Publishing のオンラインスト http://www.glorantha.com/shop/ にて Guide to Glorantha の予約が開始されたようです。 7月7日までの期間限定というこなので、 欲しかったけれど kickstarter には参加しそこねたという人は早めに予約すると良いかと。 少し高価ですがグローランサ好きには堪えられない内容ですよ。

Charles Corrigan が Google+ の glorantha コミュニティで語ったところによると、2000部刷っていて、 そのうち1500部近くが kickstarter 分なので、  残り500部くらいあるとのことです。

HeroQuest紹介(7) - コンテスト

●HeroQuestのメカニズム
少し間が空きましたが、 今回から HeroQuest での判定方法などのメカニズムついて説明していきたいと思います。

HeroQuest はできるだけプレイヤーやナレーターのやりたい物語を邪魔しないようにするという思想の元にシステムが作られています。  このため判定システムは単純かつ抽象的に作られており、 事象を説明したりする仕組みはありません。 実際に何が起きたかその結果どうなったかを説明するのはプレイヤーとナレーターにまかされています。

同じく一部のゲームが持っているような物語を発生させたりする仕組みや、 システムに従っているだけで皆がある程度楽しめるような仕掛けも一切持っていません。 ナラティブRPGで楽しむべきはあくまで皆で物語を創るところであって、 ゲームシステムを楽しむのが目的ではないという考えによっています(ゲームシステムを楽しみたいのならば別のゲームを遊ぶことを検討してください)。

HeroQuest においてはゲームメカニズムはできるだけ無色透明になるよう設計されています。  HeroQuest は先鋭的というか純粋なナラティブ専用なので、 そのシステムの単純さに戸惑うかもしれませんが、 ナラティブRPGの考え方に馴れてくると余計なおせっかいシステムは必要ないどころか、 むしろ邪魔に感じるのも確かです。

もう一つ HeroQuest のメカニズムの大きな特徴はダイスの影響が非常に大きいということです。 例えばアビリティにマスタリー 1つ分(+20)の差があっても 25% 近くの確率で逆転が起きます。 マスタリー 2つ分(+40)の大差でも 5% 前後の逆転の可能性があります。 ゲーム的な RPG ならばダイス依存度が高いとプレイヤーの工夫が無駄になるので興醒めですし、 シミュレーションならばリアルな確率分布が求められます。 ナラティブRPGである HeroQuest においてダイスに求められるのはドラマです。 物語を面白くするためには現実以上に特別な事態や番狂わせが必要です。


●コンテストとは
HeroQuest において他のRPGでの技能判定や行為判定に相当するものをコンテスト(Contest:勝負)と呼びます。 多くのRPGではキャラクターや NPC たちの行った個々の行動、 例えば 「ゴブリンへの剣による攻撃が命中…