2017年5月23日火曜日

Glorantha 固有単語数の調査


ふっと、グローランサ(Glorantha)って固有名詞の数って異常に多いよなあ、覚え切れないしとか思ったので、いったいどれくらいあるのか数えてみました。

●調査対象

サンプル対象として Issaries/Moon Design/Chaosium からPDF版が出版されている全てのグローランサ出版物を対象とします。だいたい以下のようなものが含まれています。

   RuneQuest 2版の復刻: 12冊 (Troll Pack を含まず)
   Hero Wars / HeroQuest(初版): 15冊
   HeroQuest(2版): 7冊
   Guide to Glorantha: 2冊
   Wyrms Footnote  Vol.15: 1冊
   Novel: 2冊 (King of Sartar, Complete Griselda
   Stafford Library: 10冊
   Glorantha Source Bookドラフト: 1冊
   Khan of Khans rulebook: 1冊
   計: 51冊

●方法

1) PDF をテキスト化して全ての単語を切り出す
2) 大文字/小文字を揃えて重複を排除する
3) そのうち英語の辞書に載っている単語を及びその変化形を全て取り除く
4) 地球の固有名詞(著者名、支援者名、連絡先住所、図書名など)を取り除く
5) 世界に依存しないゲーム用語(能力値や呪文名など)や数値などを取り除く
6) 出現頻度が3回未満のものを捨てる

最後の出現頻度の条件ですが、グローランサのシナリオだと雑魚のやられ役のトロウルキンにまで名前が付いていたりしますがそのようなものまで数え上げるのはあまり意味がないですし、1回しか現われないものにはスペルミスの類が多く含まれていおり、それを訂正するのは手間なので一律切り捨てることにしました。

●結果

上記のように集計した結果は 9,379 単語でした。 (多過ぎるよ、そもそも覚えようとか無理でした)。

複数形や大文字/小文字以外の表記のゆらぎなどは別単語としカウントしています。もちろん細かい部分まで考えれば辞書に載っていない英単語が混っていたりとか、逆に偶然に英単語と一致してしまって削除されたグローランサ用語とかあると思うので詳細な数値には意味はありませんが、とにかく概数で一万近い単語があるという結論になりそうです。

だいたい悪いのは Guide to Glorantha にある大量の地名と、Greg 同人誌こと Stafford Library だろうということで、Hero WarsHeroQuest のサプリ22冊だけを対象にカウントしてみても 5,000 を超えていたので半端ないです。 ちなみに RuneQuest 2版の12冊だけだと 2,000 くらい。

●ランキング

今回の調査の副産物として単語の出現頻度のランキングができたので発表してみます。ランキングにあたって単数形と複数形があるものは一つにまとめました。

神名 TOP20
順位頻度単語
18372Orlanth
22682Ernalda
31612Humakt
41574Issaries
51227Lhankor Mhy
61045Yelmalio
7988Waha
8795Chalana Arroy
9782Elmal
10659Umath
11592Eurmal
11592Heler
13584Kyger Litor
14581Zorak Zoran
15575Malkion
16546Urox
17528Eiritha
18486Aldrya
19485Yinkin
20452Vingkot

感想: オーランス(Orlanth)がぶっちきりの第1位はいいとして、第2位はアーナールダ(Ernalda)なんですね。ライトブリンガーズを押さてのヒューマクト(Humakt) の3位はさすがの貫禄です。

注目は Yelmalio の6位です。 一見すると安泰みたいですが、ライバルの Elmal が9位と迫っています。 RuneQuest 2版分を含めているので勝っていますが、21世紀に出版された分だけだと、なんと  ElmalYelmalio を逆転しています。

他にも意外なところだと HelerYinkinVingkot などのオーランス系の神々が躍進が著しい感じです。 Storm Bull や Red Goddess とかは英単語として削除されているため残念ながら集計対象外です。

人名、英雄、新しい神 TOP20
順位頻度単語
11262Arkat
21210Argrath
3862Colymar
4553Nysalor
5490Kallyr Starbrow
6485Heort
7409Harmast
8401Fazzur
9399Dormal
10343Lokamayadon
11339Sheng Seleris
12329Broyan
13310Yanafal Tarnils
14302Flintnail
15298Harrek
16278Temertain
17270Etyries
18268Tarkalor
19252Delecti
20238Rurik

感想: わずかな差でアーグラス(Argrath)を押さえてアーカット(Arkat)が1位になりました。3位のコリマー(Colymar)は人名というよりは部族名として使用されている回数が圧倒的に多いと思われるので水増しチートですね。 ナイサロール(Nysalor)は神様の分類なんだけど歴史開始後なとのと Arkat との対比上こちらのリストに入ってます。グバージ(Gbaji)は惜しくも21位でランク外となりました。

16位にいるテマーテイン(Temertain)が他と比べて圧倒的な小物感を出してる癒しです。20位にちゃっかり入っているルーリク(Rurik)さんもRQ2のサンプルキャラクターによる水増しで癒し枠だけど、最近は英雄の仲間入りをした模様です。

地名 TOP20
順位頻度単語
14595Sartar
24075Glorantha
31933Prax
41097Tarsh
5869Esrolia
6799Seshnela
7697Dara Happa
8642Genertela
9626Jonstown
10618Boldhome
11610Ralios
12589Nochet
13551Kralorela
14466Balazar
15461Heortland
16453Fronela
17373Kethaela
18372Pamaltela
19367Dorastor
20358Kero Fin

感想: TOP3は書名になっていることもあって圧倒的です。グローランサ(Glorantha)をサーター(Sartar)が上回ったあたりがちょっと意外ですかね。

首都のボールドホーム(Boldhome)を押さえて9位に入ったジョンズタウン(Jonstown)は「ジョンズタウン文書」のおかげです。その他はドラゴン・パス近辺の地名および大地域なので順当ですね。Dragon Pass そのものや Spike などは英単語除外により集計対象外です。

種名 TOP20
順位頻度単語
11812dragonewt
2932aldryami
3857trollkin
4825mostali
5573uz
6451newtling
7353alynx
7353morokanth
9224durulz
10210gorp
11157ludoch
12134walktapus
1397vrok
1481triolini
1574embyli
1667uzko
1766jack o'bear
1858hollri
1858jolanti
1858ouori

感想: 一応、他のリストに合わせて20位まで集計しましたが頻度的には10位くらいで十分だったかもしれません。ドラゴニュート(dragonewt)が倍近い差を開けて1位でした。 elf や troll などのように呼び替えができないためでしょうね。

10位の gorp には「貪り喰う」のような意味の英俗語が存在していたはずですが、使用した辞書には載っていなかったため英単語除外を免れたようです。

人種、民族名 TOP20
順位頻度単語
12904Orlanthi
22066Heortling
31210Praxian
41020Sartarite
5736Telmori
6725Dara Happan
7583Malkioni
8511Humakti
9469Vadeli
10458Vingkotling
11391Hsunchen
12386Carmanian
13383Esrolian
14362Jrusteli
15337Waertagi
16297Kralori
17278Pavic
17278Tarshite
19274Brithini
20263Agimori

感想: グローランサには種族にするか人種にするか悩ましい者共が多数いるのですが人間っぽいのは全部こっちのリストに入れました。テルモリ(Telmori)とかウェアタギ(Waetagi)とか。

8位に入っている Humakti には民族的な意味が薄くて純粋に信者集団なあたりが特異です。ちなみに同じような位置付けのイェルマリオン(Yelmalion)は128回しかなく完全なランク圏外でした。

●まとめ

思ったより多量に単語が有りました(苦笑)。数を増やせば良いというものではないでしょうが、地理、歴史、神話などを詳細に掘り下げるに従って増えて行くのは仕方がないところなんでしょうね。他の RPG の背景世界などの創作ワールドだとどんな感じなんでしょうね。

グローランサには今回の集計に混ぜなかった RuneQuest 3版資料、Mongoose版資料、公式/非公式な各種雑誌資料などがあって、まだまだ増やす余地はあるのですが...

1 件のコメント:

  1. ちょっとだけ修正、種族TOP20で vrok が漏れていたので挿入。称号とかで使用されることが多いので見落としていたけどグローランサ固有の鷹の一種でした。

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