2016年1月30日

印刷版:グローランサの忘れられた秘密たち

来月、大阪のTRPGボードゲームスペース「リーチングムーン」で行なわれる「ルーンクエスト2再誕祭」の場で販売するために、許可をとって『グローランサの忘れられた秘密たち』を印刷版を作成することにしました。今日印刷製本されたものが印刷屋さんから届きました。


実際に印刷してみると結構感慨深いです。中身はこんな感じ。

オリジナル(英語版)と比較すると、ほんの少しだけ大きいかな。

小部数印刷なのとの THE KRAKEN へのライセンス料がかかっているため値段が少しお高目になりますが、当日、是非お求めていただければと思います。

『ルーンクエスト2再誕祭』については以下のリンク先に案内があります。

  リンク: www.reachingmoon.com/p/2.html


それでは、2月14日にお会いましょう。

2016年1月5日

グローランサの忘れられた秘密たち

以前に紹介した Forgotten Secrets of Glorantha ですが、 とても面白かったので翻訳させて頂きました。 「グローランサの忘れられた秘密たち」という PDF冊子が公式サイト glorantha.com のショップページでダウンロード購入可能となっています。 是非、購入を検討ください。 売上げ利益は英語版と同じく THE KRAKEN の運営資金として寄付されます。

ショップページ: http://www.glorantha.com/product-category/role-playing-games/page/2/

直接リンク: http://www.glorantha.com/product/グローランサの忘れられた秘密たち-forgotten-secrets-of-glorantha-japanese/


フォーマットはPDF版のみの販売で、 A5サイズ50ページになります。

内容は以前紹介させて頂いたようにサンディ・ピーターセン氏が THE KRAKEN 2014 におけるセミナーとしてグローランサの数々の秘密に対する質問に答えたものの記録です。 サンディは最近までコンピューターゲーム業界にいて、 テーブルトップRPG業界を離れていたため、 内容的に最近の新しいグローランサ情報というよりは、 我々にとってとても馴染みの深い RQ3 の頃のグローランサ情報が元になっていますので、日本のグローランサ・ファンの人たちにとっても興味深い内容だと思います。

以下、この本で触れられている主な秘密について列挙です。
  • スーパーヒーローとルーンの関係
  • パマールテラの歴史の秘密
  • ナーガン砂漠の危険
  • 東方諸島の成り立ち
  • 黄金のモカトウ帝国
  • 古の種族たちの秘密の計画
  • ドラゴニュートのセックス
  • ワームの友邦帝国の目的
  • トロウルと黄金
  • ジャングル・トロウル
  • ルナーの秘密とアーカット・カルト
  • テレオス島の多色の民
  • ヴァデル人とブリソス人とウェアタグ人
  • 「怪物たちの母」
  • 「群れ集う混沌」の正体
  • 混沌神タイラム
  • ジャガ芋と青い月
  • 青い月のエレメンタル、セレーネ
私の翻訳能力はそれほど高くはないのですが、佐藤さん、鮎方さん、まりおんさん、Zebrafaceさんに翻訳チェックおよび校正にご協力頂いたおかげで、 ましなものになっているのではないかと思います。 (協力ありがとうございました)

この本に興味があったけれど、 英語はちょっとと思って躊躇していた人たちに喜んでもらえると嬉しいです。

追記: 聞いた話だと THE KRAKEN 2015 でもサンディのセッションが行なわれ色々と語ってくれたらしく 続編が予定されているそうです。 今から楽しみ仕方ありません。

2015年12月22日

RuneQuest Classic Kickstarter 終了

本日(12月22日)の朝9時(日本時間)をもって RuneQuest: Classic Edition のキックスターターが終了しました。

最初は1970年代のルールの復刊に果たしてどれだけ集まるだろうかと、結構不安視していたのですが、 最終的に支援者 2,176人、 金額 206,819ドルという成果が出たようです。

最初はここまで大きくなるとは思っていませんでした。 あの Guide to Glorantha のキックスターターが1300人弱、 26万ドルだったことを考えると、 この金額は大成功ですね。 RuneQuest2版 は海外では根強い人気があると聞いてはいましたが、 あらためて実感した次第です。



特に終了時間間際60分くらいになってからの、 最後の追い上げはものすごく、 見ている目の前でどんどん金額が増えていくのは驚きでした。 到底無理だろうと半分諦めていた Trollpack  まで達成されました。 素晴らしい。

アップデート情報のタイトルで  "I Bought, we won."  (我が購入し、我々が勝利した) とありますが、 まさにみんなの協力の成果だと思います。 参加者全員に賞賛を送りたいと思います。 特に最後のひと押しをされた方々には大感謝です。

この後の予定ですが、 上記のイラストにもありますが、「冬休み中に間に合わせる。 キックスターターから資金が振り込まれ次第、 ルールブックの PDF を配布予定」とのことなので、 キックスターターでは普通ありえないほどの早さで入手できそうです。  印刷版も来年の早い時期に 2月頃には届いていそうですね。

今は祭の後の感じで少し放心しています。
それでは、 皆様、お疲れ様でした。

今夜の夢にはトロウルが出て来そうだ。

2015年12月13日

RuneQuest Classic: kickstarter 進捗

現在、 kickstater で資金募集中の RuneQuest Classic ですが、 残り1週間ちょっとなったので現時点での進捗をまとめておきます。

現在(日本時間で12月13日22時)の時点で 1440人から 12万3千ドルが集まっています。 これは募集金額の3万ドルの4倍になるので、プロジェクトが成立することは確定で、あとはストレッチ・ゴールをどこまで達成するかという状況になっています。

● The Sea Cave

4冊構成だった The Old School RQ Source Pack に5冊目が追加されました。 追加されたのは The Sea Cave というグレッグ・スタフォードの手によるシナリオで、これまで未発表だったものなので、 今回が入手する最初の機会ということになります。


これは Rune Priest ($100)以上の応募に最初から付属しています。 それ未満の場合にはアドオンとして応募金額に $25を追加することで PDF5冊が、 $50を追加することで5冊の印刷物とPDFが入手できます。

●ストレッチ・ゴール

前の投稿で書きました以下の最初の3つのストレッチゴールの達成により Lay Member ($15)以上のの申し込みをしている人全員に以下の3冊のPDFが配布されます。
  • $30,000 - Fangs
  • $40,000 - Apple Lane
  • $50,000 - Snakepipe Hollow
これ以後のストレッチゴールは無料配布ではなく、 それぞれ対応する金額を応募金額に上乗せすることでPDF版がもらえます。 欲しものがあったら金額を追加しておいてください。  今回のキックスターターには印刷版は含まれていませんが、 来年(2016年)に予定されている印刷版を発注する際には、 今回PDF版に支払った金額を印刷版の代金から値引きしてもらえるそうです。 なお High Priest ($1,000) 以上の人は達成したもの全ての PDF が無料でもらえるそうです。

現時点まで以下のストレッチゴールが達成されています。
  • $60,000 - Runemasters (各カルトのリーダーの高レベルNPC集、$5追加で)
  • $70,000 - Plunder (プラックス財宝(アイテム)集、$5追加で)
  • $80,000 - RQ Companion (Wyrms Footnote から特選記事、$10追加で)
  • $100,000 - Cults of Prax (主要カルト本、超重要、$10追加で)
  • $115,000 - Cults of Terror (混沌カルト本、重要、$10追加で)
以下はこれから達成を目指すストレッチゴールです。
  • $130,000 - SoloQuest Classic Collection (ゲームブック、3シナリオ合本、$10追加で)
  • $145,000 - Griffin Mountain (バラザール・キャンペーン設定、$15追加で)
  • $160,000 - Pavis (パヴィス・キャンペーン設定、$15追加で)
  • $175,000 - Big Rubble (大廃都・キャンペーン設定、$15追加で)
  • $190,000 - Borderlands (プラッス周辺・キャンペーン設定、$15追加で)
  • $205,000 - Troll Pack (トロウル種族設定、カルト、シナリオ本、$15追加で)
ストレッチ・ゴールの中でも特に重要なのが Cutls of Prax と Cults of Terror です。 どちらも既に達成していますので持ってないなら(持っていてもPDF版を)是非入手してください。 RQ2 でなくて RQ3 で遊んでいる人たちにとってもグローランサ資料として色々と参考になる内容だと思います。 トロウルパックも素晴らしのですが達成はとても難しいそう。

上位のストレッチ・ゴールを達成するとみんなが嬉しいので、支援のほどよろしくお願いします。

2015年12月7日

新しい RuneQuest について

先日ロンドンで行われたコンベンション Dragonmeet において、ケイオシアム(Chaosium)が開発予定の次期 RuneQuest について新たな発表があったようです。 現時点で判明していることは多くないのですが、 簡単にまとめておこうかと思います。


GenCon 2015 の時点では Loz と Pete が RQ6 をベースに開発していた Adventure in Glorantha を RQ6 に組み込む形で次の RuneQuest を開発するとされていたのですが、 大きな変更があったようです。
Dragonmeet 参加者よりの第一報:
  • 新しい RuneQuest は Design Mechanism の RQ6 ではなく、 RQ2 をベースにすると発表があった
  • サンディー・ピータセンがあ RuneQuest Glorantha に参加するとのこと

これにより RQ6 や RQ2 のファンから色々な憶測や自分の好きな点や嫌いな点など議論が噴出している模様です。  みんな言いたいことがいっぱいある模様。
The Design Mechanism から公式発表: Important Announcement: Future of RQ6
  • 発表の通りケイオシアムの次の RuneQuest は RQ6 ではなく RQ2 ベースになる
  • The Design Mechanism の Loz と Pete は Chaosium の RuneQuest の開発メンバーから外れる
  • 現行の RQ6 のライセンスは予定通り来年の7月で終了する
  • その後も名前を変更して出版を継続する予定。 新しい名前は未定
  • これは Chaosium側の決定であり Loz と Pete は関与していない
  • エラッタを反映して少しだけ変更したバージョンを新しい名前で発売したい
Design Mechanism側は Chaosium の決定に従っただけ。 喧嘩分れしたわけではないことを強調していました。

Choaisum の公式発表: Some Q&A About What's Happening with RuneQuest
  • Chaosium の RuneQuest 第4版 を2016年に発売する予定
  • 新しい RuneQuest は RQ2 を基盤にして RQ3, RQ6, PendragonPass, Call of Cthulhu, Ringworld, the Epic System (未発表), RQ Dragon Pass campaign (未発表)で学んだことを反映させる
  • RQ6の要素のうち以下のものを取り入れる。
    • 攻撃と受けの組み合わせ技能
    • 対抗ロール
    • 戦闘スタイル
    • 全体HP無しで部位HPのみ
    • 100%を超えるスケーラビリティ
    • アクション (訳注: アクション・ポイントのことか?)
    • 技能の初期値を能力値の合計で来める
  • RQ2 の戦闘リズムを維持する
  • 汎用システムではないので RQ3 で導入された作者自信も認める多くの欠陥は破棄できる
  • デザインの最大の目標はプレイヤーと世界設定を相互作用させること、すなわち世界を密接に組み込んだグローランサ専用システム
  • 以下のメンバーで開発にあたる
    • Sandy Petersen
    • Ken Rolston
    • Jeff Richard (Moon Design team)
    • Michael O'Brien (Moon Design team)
    • Neil Robsinson (Moon Design team)
    • Rick Meints (Moon Design team)
  • Greg Stafford が20年間作成してきたデザインノートがある

RQ6 から採用する内容を見ると戦闘はほぼ RQ6ベースのようにも見えるので、 じゃあどこが RQ2 ベースなんだと考えると、 結局新しい RuneQuest はグローランサ(Glorantha)専用にしたい、 だから最後にグローランサ専用だった RQ2 の後継にするんだということなのかもしれません。 魔術ルールとかをグローランサ用にチューニングしてくるのではないかと思われます(願望)。 (RuneQuest Classic のキックスターターの成功を見るに、 RQ2ベースと名乗った方が商売上の利点があるとみた可能性も)

Sandy 御大、 「ゆりかご河」の Ken、 「太陽領」の MOB、 そしてもちろん Jeff というメンバーに不足はないのですが、果たしてどのようなものができて来るのでしょうか。

この発表に関して、 ほぼ完成していた RQ6 AiG を捨てて今から開発となると発売時期が大幅に後ろ倒しされそうなのが残念な点です。

2015年11月28日

RuneQuest: Classic Edition

RuneQuest: Classic Edition の支援募集が Kickstarter で始まっています。 この Classic版は Chaosium から出版されていた第2版(第1版と第2版はほぼ同じ内容)のリプリント(再販)になります。 ホビージャパンによって日本語に翻訳されたのは第3版なのでそれより古いものになります。時期的にはAD&Dの初版と同じくらい。汎用設定ではなく専用の世界設定グローランサが最初から組み込まています。


   リンク: https://www.kickstarter.com/projects/224590870/runequest-classic-edition

●経緯

Chaosium が Avalon Hill に RuneQuest の販売権(商標)を売ったため、再販はできない状態になっていました。またグローランサの権利も作者の Greg Stafford とともに Issaries社に移っていました。 ルールの著作権:Chaosium、商標:Avalon Hill、世界設定:Issaries といったバラバラになっていた権利が、Avalon Hill が手放した RuneQuestの商標を Issaries が入手し、その後にグローランサの権利と合わせて Moon Design社に売却、少し前の記事で書いたように Chaosium の体制変更により Moon Design の持つ権利が Chaosium に移ったことにより全ての権利が Chaosium社に戻ったことにより再販が可能となったものです。

Chaosiumの新体制直後から新社長である Rick Meints (グローランサコレクターで RQ2の大ファンとして知られる)を始めとする RuneQuest 2nd のファンたちが再販の可能性について盛り上っていましたが、とうとう再販されることになったようです。

●支援レベルと報酬

キックスターターの支援レベルと報酬は以下のようになっています。

$1  部族に参加(IN THE TRIBE)
  キャンペーン情報を入手可能。
  アドオンを購入可能

$15 平信者(LAY MEMBER)
  RuneQuest Classic (PDF)
  Player Handout (PDF)
  アドオンを購入可能

$30 入信者(INITATE)
  RuneQuest Classic (ハードカバー +PDF)
  Player Handout (印刷物 + PDF)
  GMスクリーン (印刷物 + PDF)
  アドオンを購入可能

$50 ルーン王(RUNE LORD)
  RuneQuest Classic (合成皮革ハードカバー +PDF)
  Player Handout (印刷物 + PDF)
  GMスクリーン (印刷物 + PDF)
  アドオンを購入可能

$100 ルーン司祭(RUNE PRIEST)
  RuneQuest Classic (合成皮革ハードカバー +PDF)
  Player Handout (印刷物 + PDF)
  GMスクリーン (印刷物 + PDF)
  Old School RQ Source Pack (印刷物 + PDF)
  アドオンを購入可能

$250 ルーン王=司祭(RUNE LORD-PRIEST)
  RuneQuest Classic (合成皮革ハードカバー +PDF)
  Player Handout (印刷物 + PDF)
  GMスクリーン (印刷物 + PDF)
  Old School RQ Source Pack (印刷物 + PDF)
  RuneQuest プレイテスト用草稿 (ハードカバー)
  アドオンを購入可能

$1,000 大司祭(HIGH PRIEST)
  RuneQuest Classic (合成皮革ハードカバー +PDF)
  Player Handout (印刷物 + PDF)
  GMスクリーン (印刷物 + PDF)
  Old School RQ Source Pack (印刷物 + PDF)
  RuneQuest プレイテスト用草稿 (ハードカバー)
  未出版シナリオと情報本 (ハードカーバ2冊)
  アドオンを購入可能

$1,050 ルーン司祭=王(RUNE PRIEST-LORD)
   大司祭と同じ

●内容

今回の Classic版はリプリント(再販)といっても今までのものと全く同じではなく、ルールや文章には大きく手を加えていないものの、全てのエラッタを反映 してレイアウトをやりなおした完全版だそうです。ページ数は144ページということなので昔より少し増えているようです。表紙は当時のデザインのままですね。 装丁はハードカバーと合成皮革ハードーカバーのダストジャケット付きの2種類。

『Player Handout』 というのはキャラクター作成やプレイ中にプレイヤーが参照する表などをまとめた20ページ程度の小冊子だそうです。

『Old School RQ Source Pack』 というのは
 ・Balastor's Barracks:  RuneQuest 最初のシナリオで古典的で単純なダンジョンハック。大廃都にある怪物が棲みついた旧兵舎から宝物を持ち帰れ。
・Militia & Mercenaries:  民兵や傭兵のキャラクター集
・Scorpionmen & Broos:  スコピーオンマンやブルーのキャラクター集
・Trolls & Trollkin:  トロウルやトロウキンのキャラクター集
の四冊のセットです。 キャラクター集は単純に能力値を振って属性を計算しただけで背景もなく名前すらついていないキャラクターがたくさん載っているだけの冊子です。(何でそんなものがと思うかもしれませんが、今だとコンピュータとか使えばNPCとか作るのは簡単ですが、当時は大量の雑魚のためにサイコロ振ったり計算したりは面倒だったので見掛け以上に便利なんですよ。シナリオ中に急に必要になったときとか今でも便利かも)

『RuneQuest プレイテスト用草稿』というのは RuneQuest の初期開発の際のテストプレイ時に Steve Perrin や Greg Stafford 使っていたルールとか資料だそうです。以下の写真にあるのがそのオリジナルで、報酬はこれをコピーしてハードカバー本にするということみたいです。実用性はなさそうなので、ルーンクエスト開発の経緯を知りたい人向けのコレクターアイテムですね。

『未出版シナリオと情報本』は詳細はよくわからないですが、アップランド湿原の Howling Tower での冒険や、西方の魔道ルールの草稿などが含まているそうです。これも実用性というよりはコレクターアイテムだと思われます。これは最上位の High Priest と Rune Priest-Lord のみの報酬で数量限定ですので欲しい人はいそいだ方が良いと思います。

その他既に $50,000 に到達しているので以下の 3冊の PDF が全支援者に配布されます。
・FANGS: RQ2のボックスセットに付属していたエルフ、ドワーフ、怪物たちのキャラクター集(やっぱり能力値だけ書いてる本)
・Apple Lane: (3版のやつが)日本語翻訳されているので説明はいらないと思うけど初心者向けの良シナリオ
・Snakepipe Hollow: これも(3版のが)日本語翻訳されてる中級以上向けのダンジョンシナリオ

多分2版のやつのリプリトになるのと思いますが和訳されている3版と内容的にはほぼ同じで、 ルールが異なるため NPCのデータなどが少しだけ異なります。

●期間

キックスターターの募集期間は 2015年12月22日の午前9時(日本時間)までとなっています。期間はあまり長くはないので希望する人は早めに申し込んでおきましょう。

報酬の配布がPDFは12月中、印刷物が1月となっているようです。キックスターターの納期はあくまでそうなったらいいなくらいの希望的観測で、実際には予定から1年とか2年とか遅れるのはざらで期待しては駄目なのですが、今回の募集期間終了後すぐに配布するという超強気な予定は、レイアウトまで含めてほぼ全て完成していて印刷するだけの状態みたいです(願望)。

●送料 (追記)

説明によると支援金額に送料は含まれておらず、送料はキャンペーン終了後に重量と住所にもとづいて計算して実費を別途徴集する予定だそうです。日本への送料はハードカバー本の見積りで$25 くらいになりそうということのようですのが、後からの支払いになるので注意が必要です。

●まとめ

ということで、RuneQuest 2版は遊んだことないけどロールプレイング初期の名作を遊んでみたい人は応募してはいかがでしょうか? もちろん昔遊んだことがあって再び遊びたい人や、今も遊び続けていてルールブックがボロボロで買い直したい人にも必須です(笑)。



Forgotten Secret of Glorantha

Forgotten Secrets of Glorantha (グローランサの忘れられた秘密)という小冊子が発売になっています。これは昨年(2014年)にドイツで行なわれたゲーム・コンベンション THE KRAKEN のセッションの一つとして Sandy Petersen (サンディ・ピーターセン)がグローランサの秘密を語ったものを44ページのA5小冊子にまとめたものです。 PDF版は以下 Moon Design のサイトからダウンロード購入できます。紙の冊子版も欲しい場合には出版者の Fabian Küchler にメールで連絡する必要があります。

  購入: www.glorantha.com/product/forgotten-secrets-of-glorantha/


サンディは『クトゥルフ神話RPG (Call of Cthulhu Roleplaying Game)』の原著者として有名ですが、 Greg Stafford (グレッグ・スタッフォード)を助けてグローランサの初期設計にあたった人物であり、グレッグを別にするとグローランサの成り立ちに最も詳しい人物です。その彼が今まで明かされていなかったグローランサの秘密を語りました。

そしてその内容を THE KRAKEN  Chapbook (小冊子)としてまとめたものがこの本になります。ドイツまで聞きに行けなかった人たちにとってほんとうありがたいです。

内容ですが、是非読んで欲しいので直接解説はしないことにします。サンディは長い間 RPGやボードゲーム業界を離れてコンピューターゲーム業界にいて最近 Cthulhu Wars でボードゲーム業界に復帰したため、近年おこなわれた変更について詳しくありませんが、本質的な部分でグローランサには彼がグレッグと協力してデザインした部分が多数あり、グローランサの根本にかかわる非常に面白い話がたくさん載っています。秘密の公開といっても突拍子がなかったり困惑するような話ではなく、今まで色々と謎めかしていたり曖昧にしてあった部分をバッサリと解決してくれる感じで居心地が良い内容です。

とくにRuneQuest の2版や3版時代からのファンにとっては懐しくて面白いと思いますのでファンの人はお勧めです。