2017年5月2日

クトゥルフ・ウォーズ(Cthulhu Wars)拡張の紹介(12)

この連載も12回目となりました。今回は第2期の追加マップである「セラエノの図書館マップ」について紹介します。

= セラエノ図書館マップ =
(Library at Celaeno Map $40)

牡牛座プレアデス星団の恒星セラエノ、その第四惑星にあるという図書館を舞台としたマップです。今まで惑星規模のマップばかりだったのに、図書館を舞台というのはいきなり狭苦しくなった感じですがセラエノ図書館ですし異次元に広がった巨大な規模があるのかもしれません。

セラエノ図書館上層階
セラエノ図書館下層階
セラエノ図書館のマップは「上層階(Upper Floor)」と「下層階(Lowwer Floor)」の二つに分かれていて両方を同時に使ってゲームをします。二つのマップは「吹き抜け階段」と「アーチ通路(異次元回廊)」でつながっています。

●ヒントカード

セラエノ図書館マップは最新のマップだけあって色々とギミックがあります。その追加ルールを簡単に参照できるようヒントカードが付属しています。

●図書館の魔道書(The Library Tome)

上層階の四つの図書室には独特な「図書室の魔道書」が置いてあります。その図書室にある門(ゲート)を支配しているプレイヤーはその魔道書を取得して能力を使えるようになります。


これらの魔道書は呪文書(Spellbokk)と同じ様に使うことができ特別な能力を与えてくれます。その内容は旧神の印を獲得したり、怪物を無料で召喚したり、敵からの戦闘を防いだりどれも強力なものです。

一旦入手すると図書室の門の支配権を失なったとしても魔道書を持ち続けることができますが、延滞していることになり図書館の司書の復讐対象になります。

●沈黙(Silence)トークンと苦悩(Agony)ダイス

毎ターン各プレイヤーに沈黙トークンが1枚づつ配られ、ターンごとに一回だけそれを使用できます。このトークンは以下で説明する守衛(Custodian)や司書(Librarian)を行動させたり、魔道書を追加発動するためなどに使います。

●守衛(Custodian)

図書館にいる守衛(Custodian)で沈黙トークンで誰でも行動させることができます。図書館を騒がしているやつら(要は敵勢力のユニット)を捕まえて地下牢へ放り込みます。対象となるユニット数は苦悩ダイスを振って決めます。

●司書(Librarian)

この大量の書物を抱えたユニットは図書館の司書(Librarian)で、同じく沈黙トークンで誰でも行動させることができます。このユニットは魔道書を延滞している勢力のところへやって来て魔道書を取り戻そうとします。返さなかった場合は殺されたり滅亡点を奪われたりします(借りた本を返さないやつには容赦無し)。こちらも対象の数は苦悩ダイスで決めます。

●図書館の門

「司書」と「守衛」のいる場所では新たに門(ゲート)を支配することができません。司書と守衛は図書館の中では無敵なようで攻撃をしかけることはできないので、沈黙トークンを使ってどこか別の場所へ移動させないといけません。邪神たちが大挙して押しかけて来て戦場にするとか、本好きとしてはこの図書館のことを本気で心配していたのですが、この司書と守衛の能力を見ていると大丈夫な気がします。

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■次回は第2期キックスターターのアップグレードについて紹介します。

2017年5月1日

クトゥルフ・ウォーズ(Cthulhu Wars)拡張の紹介(11)

今回は第2期の拡張セットの中からラムジー・キャンベル・パックの2つを紹介します。ジョン・ラムジー・キャンベル(John Ramsey Campbell)はイギリスの有名なホラー/ファンタジー作家です。翻訳作品が少ないためか日本ではそこまで知られていないようですが、重要なクトゥルフ関連作家の一人です。今回紹介する拡張はラムジー・キャンベル作品に登場する邪神や怪物たちから構成されています。


= ラムジー・キャンベル・パック1 =
(Ramsey Campbell Horror Pack One $29.99)

このパック1には2種類の独立の旧支配者(Great Old One)と1種類の中立の怪物(Monster)が含まれています。

●独立の旧支配者: グラーキ(Gla'aki)

宇宙から隕石に乗ってやって来て英国の邪神銀座ことセヴァン谷(ほぼラムジー・キャンベルのせい)の湖に棲んでいます。この邪神は標的に棘を刺して液体を注入してアンデッドの奴隷にするとされおり、ゲーム的には自分の未登場の侍祭信者からも魔力を獲得できるという特殊能力があります。独自の呪文書:緑の腐食(Green Decay)があれば自分の信者が生贄にされるごと旧神の印を1つ獲得できます。

●独立の旧支配者: アイホート(Eihort)

同じくイギリスのセヴァン谷の地下の迷宮に棲むとされる旧支配者です。取り引きした対象の体に蜘蛛に似た幼生体を入れて育てさせると言われており、ゲーム的にはこの邪神を覚醒させると侍祭信者を全てを幼生体(Brood)トークンに置き変えます。
幼生体トークン
アイホートの幼生体は戦闘力を持つ信者として扱いますが移動ができません。独自の呪文書:不浄なる取引き(Unclean Bargain)が発動すると毎ターン信者が幼生体に変化するようになります。

●中立の怪物: シャガイからの蟲(Insects From Shaggai)

こいつらはアザトースを崇拝し拷問することが大好きな精神寄生生物です。行動フェイズの間、同じ地域にいる敵の侍祭信者の精神を操って移動させたり自分の側で戦闘に参加させたりできます。


= ラムジー・キャンベル・パック2 =
(Ramsey Campbell Terror Pack Two $29.99)

パック2にも2種類の独立の旧支配者(Great Old One)と1種類の中立の怪物(Monster)が含まれています。

●独立の旧支配者: ダオロス(Daoloth)

多次元に展開した幾何学的な形状をしており、その奇妙な形をたどろうとすると狂気に陥いってしまうと言われています。ダオロスには戦闘力はありませんが戦闘に参加することで敵の旧支配者の戦闘力を封じるという特殊能力があります。独自の呪文書:次元間(Interdimensional)は発動すると移動するだけで新しい門が作成できるという破格の能力です。

●独立の旧支配者: イゴーロナク(Y'Golonac)

この邪神もイギリスのセヴァン谷のブリチェスター市に近く棲むとされ、邪悪に墜ちた人物の身体を奪うと伝えられています。ゲーム的には戦闘で殺された時に敵のユニットを乗っとり復活します。支配権はその殺した相手に移りますが、独自の呪文書:啓示(The Revelations)が発動して毎ターン他のプレイヤーに旧神の印を配るようになります。

●中立の怪物: サテュロス(Satyr)

サテュロスはギリシャ神話に登場する山羊の下半身を持つ精霊ですが、クトゥルフ神話においては邪神(多分シュブ=ニグラス)によって遺伝子を歪められた人類の末裔とされています。このユニットを召喚すると必ず侍祭信者も一緒に召喚されるという特殊能力があります。

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■次回はセラエノ図書館マップについて紹介します

2017年4月30日

クトゥルフ・ウォーズ(Cthulhu Wars)拡張の紹介(10)

今回は「旧支配者パック4」と「宇宙的恐怖パック」について紹介します。

= 旧支配者パック4 =
(Great Old One Pack Four $24.99)
旧支配者パック4には三種類(なぜか4体)の旧支配者ユニットが含まれています。クトゥルフ神話的に少しマイナーな邪神になりますが、その能力は面白くてどれも使ってみたくなるものばかりです。

●独立の旧支配者: バイアティス(Byatis)

象のような鼻と蟹のような爪を持つ「蛇の髭を生やすもの」バイアティスは父なるイグとともにムー大陸の蛇人に信仰されてい、現在はイギリスのセヴァン谷の古城に旧神の印で封印されているとされています。この邪神は戦闘力は高いですが封印されているため移動することができません。同じ地域に敵のユニットがいなければ旧神の印を獲得できるという特殊能力はがあります。さらに独自呪文書:忘却の神(God of forgetfulness)を使用すると周辺の地域から敵の信者を呼び寄せることができます。

●独立の旧支配者: ニョグタ(Nyogtha)

「有りうべからざしもの」ニョグタは生きている闇として形容される邪神です。旧支配者ユニットの持つ能力どれも独特ですが、このニョグタも大変特殊です。旧支配者なのに2体ユニットがついてき同時に覚醒します。この2体のうち片方に行動させるともう片方にも同じ行動を無料でさせることができます(二つで一体なのでしょう)。例えば片方が移動したらもう片方も無料で移動でき(別の場所へでも良い)、片方が戦闘したらもう片方も無料で戦闘できます。独自の呪文書:悪夢の網(Nightmare Web)があると片割れが死んでも格安で復活できるようになります。

●独立の旧支配者: トゥールスチャ(Tulzscha)

トゥールスチャはアザトースに仕える外なる神々の一柱で、召喚されると緑の炎の姿をとります。戦闘力は高くありませんが、魔力収集フェイズに追加の魔力や滅亡点(勝利点)などを獲得する能力があります。さらに独自の呪文書:絶滅の式典(Ceremony of Annihilation)があると絶滅の祭儀のかわり追加魔力を獲得する式典が実行できます。


= 宇宙的恐怖パック =
(Cosmic Terror Pack $29.99)

宇宙的恐怖パックでは新しい種類のユニット「恐怖(Terror)」が追加されます。恐怖(Terror)は基本的には怪物(Monster)と同じように扱いますが、タイプが異なるユニットなので怪物を対象にした呪文書や能力の特殊対象にならない、その分だけ倒され難いという特徴があります。

●恐怖: ドール(Dhole)

有名なドールは地下に棲む超巨大ミミズです。あまりにも巨大なため惑星を喰いつくして破壊してしまうと伝えられます。ゲーム的にも高価だが戦闘力が高いユニットになっています。そして殺されると旧神の印を獲得でき、殺した相手も滅亡点か魔力を獲得できるという特殊能力があります。

●恐怖: イスの偉大なる種族(Great Race of Yith)

6億年前に遥か彼方の銀河から地球にやって来た精神生命体で、この三角錐の姿は当時の地球上にいた生物の身体を乗っとものです。このユニットは戦闘力もそこそこありますが、怪物や旧支配者の守りを無視して敵の信者を捕虜にできるという能力が強烈です。おまけにその信者を生贄にした時の追加の魔力まで獲得できます。

●恐怖: クァチル・ウタウス(Quachil Uttaus)

この魔道師たちに崇拝される存在は時を操つ能力を持っており、不死を与えたり触ったものを衰退させ塵に変えてしまうとされます。旧支配者(Great Old One)に分類されることも多いのですが、このゲームでは「恐怖(Terror)」というカテゴリーのようです。戦闘力は低いですが特殊能力で戦闘で倒した敵ユニット1体を塵に変えてゲームから永遠に除去することができます。

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■次回はラムジー・キャンベル・パックについて紹介する予定です。

2017年4月29日

クトゥルフ・ウォーズ(Cthulhu Wars)拡張の紹介(9)


今回から今月届いたばかりの第二期キックスターの拡張セットを紹介していきたいと思います。今回は第二期拡張の中でも中核である拡張勢力チョー・チョー人(Tcho Tcho)について紹介します。

= チョー・チョー人(Tcho Tcho) =
(Tcho Tcho Expansion $59.99)

チョー・チョー人はビルマの奥地に起源を持ち種族として邪神を崇拝する忌むべきものたちとされています。この拡張セットはそのチョー・チョー人を対象にしたものです。

●侍祭信者(Acolyte Cultist)

どの勢力にもいる6人の侍祭信者です。「チョー・チョー人」勢力に付属する侍祭信者のフィギュアは他の勢力に所属するものと造形が異なっていますが、ゲームの性能としては同じです。チョー・チョー人はアジア人に似ているとも、身長120cm程度の矮人種族であるとも色々な説がありますが、フィギュアは小さくはないようです。

●大司祭(High Priest)

これもフィギュアの造形は違いますが機能的には「大司祭拡張パック」についてくる大司祭と同じ性能です。「チョー・チョー人」勢力には何と 3人もの大司祭が付属しています。侍祭信者と大司祭合わせて9人もの幹部信者がいるのがこの勢力の最大の特徴です。この人数により魔力を潤沢に供給できるのがこの勢力の利点になます。

●原ショゴス(Proto-Shoggoth)

この勢力に所属する唯一の怪物(Monster)ユニットです。原ショゴスは元は人間でそれを魔術もしくは異界の技術により怪物に変えたものとされていますので、ある意味これもチョー・チョー人なのかもしれません。よく見るとフィギュア的にも倒れた人間から不定形の怪物が生えています。戦闘的には決して強いユニットではありませんが、6体もいるのと関連する呪文書を解放することにより、そこそこの防御力を発揮できるようになります。

●ウボ=サスラ(Ubbo-Sathla)

この勢力の旧支配者は「地球の生命の起源」「自ら存在せし源」ことウボ=サスラです。それを取り巻いていると言われる旧神の叡智を記した石版もフィギュア化されています。ゲーム的には覚醒コストは極めて安価なものの最初は弱くてまったく使いものになりません。しかしターン経過でどんどん強くなっていき最終盤には手のつけれれない強さになります。

●勢力シート(Faction Sheet)と呪文書(Spellbook)

この勢力の独自能力は誰かが「絶滅の祭儀」を実行した時に滅亡点を1点もらえるというもので派手さはありませんがかなりお得です。呪文書の能力は大司祭に関係するものが多く、その使い方が勝敗を分けます。

この勢力は最初からかなり豊富な魔力が利用できスタート・ダッシュするには最高ですが、戦闘力がほぼ皆無なため中盤以降はかなり苦しくなります。ウボ=サスラが終盤強力ユニットに育ちますが、それを待たず、にいかに先行逃げ切りを図るかを考えた方が良さそうです。

●その他

あとユゴス・マップで遊ぶためのブレイン・シリンダー・トークンも付属しています。
ブレイン・シリンダー
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■次回は旧支配者パック4について紹介します

2017年4月28日

クトゥルフ・ウォーズ(Cthulhu Wars)拡張の紹介(8)

今回は残った第1期キックスターターの特典やミニ拡張を紹介します。

= 大司祭拡張パック =
(The High Priest Expansion Pack $19.99)
このミニ拡張パックは各勢力に大司祭信者(High Priest Cultist)を追加します。それぞれの勢力ごとの色で1体づつフィギュアが付いています。通常の6人の信者も正式名称は侍祭信者(Acolyte Cultist)といって一般信者を束ねる幹部クラスなのですが、この大司祭はその頂点に立つ人物になります。

性能的には侍祭信者と同じで単にコストの高い信者なのですが、いつでも自分自身を生贄に捧げることにより魔力を生成できるという特殊能力があります。つまり登用の際に払った余分なコストを後から引き出せるという魔力貯金のよう使い方ができ、旧支配者の覚醒や絶滅の祭儀を早めるなどに使えます。


= 6-8人用マップ =
(6-8 Player Map $19.99)
コアゲームに付属のマップは3〜5人用ですが、6〜8人で遊べる巨大な世界マップも別売されています。写真だと大きさがわかり難いのですが、通常マップよりもかなり大きくて遊ぶにはかなり広いテーブルが必要です。

さらに6人および7人用で遊ぶのに必要な儀式トラック(Ritual Track)がついてきます。第1期の勢力はコアゲームに4勢力、拡張3勢力なので最大7なので、8人用マップといいながら8人で遊ぶことはでず 8人用の儀式トラックはついてきませんでした。

あと人数が多過ぎて門(ゲート)が足りなくなった時のために追加のゲートが6つ付いてきます。


= 戦闘ダイス =
(Battle Dice)
これはキックスターター参加者に特典として配布された戦闘用ダイスです。コアゲームに付属ダイスは普通の6面ダイスで、出目6が殺戮(Kill)、出目4と5が苦痛(Pain)なのですが、このダイスにはそれぞれ「爪」と「顔」の専用のマークが刻まれています。大きさも付属ダイスが12mmなのに対して18mmと大きくなっています。こういうコンポーネントのアップグレードは嬉しいですね。


= 立体ゲート =
(3D Gate)
キックスターターの支援者限定で配布された立体ゲートです。コアゲーム付属の紙製に比べると雰囲気が断然違います。中身がみっしり詰まっていて持ち運びが重いのが難点です。


= 勢力ボード =
(Faction Board)
これもキックスターター参加者に配られたもので、各勢力の勢力シート(Faction Sheet)のアップデート版です。コアゲームや拡張勢力に付属している勢力シートは通常の紙製なのですが、このアップグレード版は厚さ4mmのボード紙になっています。また配布時点までのエラッタが適用済みになっています。


= アセナス・ウェイト =
(Asenath Waite Figure)
キックスターターの特典として配布されたアセナス・ウェイトのフィギュアでスタート・プレイヤー・マーカーとして使用します。コアゲーム付属の味気ない矢印のかわりに使い、手が指している方向に順番がまわります。アセナス・ウェイトは23歳の魔女という、クトゥルフ神話的には数少ない萌えキャラ(のはず)です(正体の話はしない)。このフィギュアは裸体に触手なのですが触手成分が多過ぎて、あまりエロい感じではないです。


= H.P.ラブクラフト =
(H. P. Lovecraft Figure)
これもキックスターターの特典で配られたもので、本とランタンを持ったラブクラフトのフィギュアです。H.P.ラブクフトは言うまでもなくクトゥルフ神話の原作者です。このフィギュアもスタート・プレイヤー・マーカーとして使用できます。


= コレクター・フィギュア =
(Collector's Figures)
同キャラ対戦用の2Pカラー、ではなくて第1期キックスターター支援者向けに配られたコレクター・フィギュアです。要は飾っておく用のおまけです。でもよく見ると侍祭信者6名がついていて、彼らを使って独自の勢力をデザインできるようにもなっています。バランスとか気にしないならば、アザトースセットについてくる呪文書と合わせるなり自作するなりすれば勢力を一つでっちあげることもできます。あとTRPGのフィギュアして使うのに最適(重要)。

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■ここまで第1期キックスターターの分の紹介は終りです。次回から第2期キックスターター Onslaught Two の拡張を紹介したいと思います。

2017年4月27日

クトゥルフ・ウォーズ(Cthulhu Wars)拡張の紹介(7)

クトゥルフ・ウォーズ拡張紹介の第7回目は第一期拡張から三種類の追加マップを紹介します。これらの追加マップは通常の世界地図のかわりに使用するものですが、単に地形が異なるだけでなく、それぞれに特殊なギミッグが存在しています。


= 原始地球マップ =

(The Primeval Earth Map $39.99)

原始の地球を表現したマップです。地名にハイパーボリア、レムリア、ムー、アトランティスなど馴染み深いものが並んでいます。太古の地球を邪神たちで滅ぼしてしまおうというわけです。

●氷河(Glacier)

このマップのギミックは氷河です。地球はまさに氷河期へ突入したところ、ゲームが進むに連れて地表がどんどん氷河に覆われていきます。氷河に覆われた門(ゲート)は誰にも使用できなくなりますが全員に魔力を供給し出し続けます。豊富な魔力を使って残った少数の門を奪い合う展開になります。


= ドリームランド・マップ =

(The Dreamlands Map $39.99)

ドリームランド地表世界マップ(Dreamlands Surface)

ドリームランド地底世界マップ(Dreamlands Underworld)

幻夢郷とも呼ばれるドリームランドを表現した地図で地表世界と地底世界の二つに分かれており、同時に両方を使ってゲームをします。地表と地底は四つのトンネルで互いにつがなっていますがマップの端はループしていません。

●城塞(Citadel)

ドリームランドの地表マップと地底マップにはそれぞれ四か所に城塞があり、一つの勢力がどちでか四か所全ての城塞にある門(ゲート)を占拠すれば即勝利できるという追加ルールがあります。しかしこれは簡単ではありません。当然他の勢力は邪魔してきますし、さらに以下の特殊ユニットからも攻撃されるからです。

●ボール(The Bhole)とズーグ(Zoog)

ボール(Bhole)は幻夢郷の地底世界に棲む超巨大生物です。元来は平和的な生物なのですが門の放つ魔力と旧支配者たちの戦争のせいで狂乱しているとされます。ゲーム的には旧支配者と同等として扱い、誰の支配下でもなくサイコロに従って地底の城塞を支配する勢力を攻撃し門(ゲート)ごと破壊してしまいます。

ズーグ(Zoog)はドリームランドの地表世界の森に棲む生物です。このいたずら好きの生き物は誰の支配下にも入らずランダムで地表の城塞にやってきます。こいつらがいる間はその悪戯のせいで城塞の領域にある門(ゲート)を支配できないので、まずは追い出さなければなりません。

ボールやズーグの邪魔をかわしながら城塞を支配してサドンデスを目指すのか、それとも地道に滅亡点を貯めて通常勝利を目指すのが戦略が試されるマップです。


= ユゴス・マップ =

(Yuggoth Map $39.99)

ユゴズを舞台とするマップです。ユゴズとは準惑星に降格されてしまいましたが冥王星のことを指します。(冥王星破壊してどうしようというのだ?)   このマップにはなんと三つもギミックがあります。

●研究所(the Laboratory)

ブレイン・シリンダーとピラミッド・トークン
ユゴスの北極にある研究所(Laboratory)では侍祭信者を外科手術でブレイン・シリンダー(Brain Cylinder)に改造できます。

ブレイン・シリンダーは普通の信者と同じ能力を持ちますが自力で移動できず、移動するには誰かに運んでもらわなければなりません。これは一見欠点のようですが移動できないとうことは戦闘で苦痛(Pain)を受けても撤退しなくても良く、運んでもらえるとうことは移動にコストがかからないという利点にもなります。さらにブレイン・シリンダーにより信者のユニット数の上限6人を超えることができます。改造できるのは研究所の門を支配している勢力だけなので争奪になります。


●スライム海の監督所(Slime Sea Overlook)

ユゴスの西側には粘菌の海があります。そしてこの海の中央の島には監督所(Overlook)があります。
粘菌(Slime Mold)
監督所のゲートを支配する勢力は粘菌(Slime Mold)ユニットを制御することができます。粘菌はそこそこ強力な怪物の扱いですが、監督所を奪われると所有者が変更になります。ここも争奪になります。

●緑のピラミッド(Green Pyramid)

三つ目のギミックは東側にある緑のピラミッドです。このピラミッドは四角錐ではなく三角錐のようですが、ここに置かれた門(ゲート)からは通常のゲートより多くの魔力を生成されます。しかし良いことばかりではありません。
監視者(The Watcher)
緑のピラミッドの門を使用していると、緑のピラミッドの監視者(The Watcher of Green Pyramid)を目覚めさせてしまう可能性があります。監視者は全プレイヤーで順番に動かすのですが、かなり強力でピラミッド周辺のユニットを殺しまくります。危険を冒して魔力を取りに行くか敢えて無視するか悩ましいところです。

ユゴス・マップは以上のような重要ポイントを争奪しながらの戦いになります。

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■次回は第1期キックスターターの残り分について紹介します。

2017年4月26日

クトゥルフ・ウォーズ(Cthulhu Wars)拡張の紹介(6)

今回はアザトース拡張について紹介します。

= アザトース拡張 =
(Azathoth Neutral Expansion $59.99)

アザートス拡張セットは独立の勢力ではなく「独立の旧支配者」、「中立の魔物」、「中立の呪文書」が含まれるキットになっています。

●独立の旧支配者: アザトース(Azathoth)

ご存知「混沌の中心」「盲目白痴の魔王」ことアザトースです。こいつが本気で目覚めると地球どころか宇宙が終わりそうなので、その一部を召喚して使役するといったとことでしょうか。旧支配者拡張パックの邪神たちと同じく独立の旧支配者として早い者勝ちで覚醒させることができます。

この邪神はゲーム的には覚醒に必要な魔力をサイコロを振って決め、戦闘力も覚醒するごとに変化するという混沌の魔王に相応しいランダムなユニットになっています。独自の呪文書:魔物の帝王(Daemon Sultan)の能力も使うとランダムに誰かが魔力や滅亡点(勝利点)を獲得できるというものです(所有者がちょっとだけ獲得しやすい)。こいつを計画的に使うのは難しそうですがサイコロ運にかけて引っ掻きまわすのも一興といったところです。

●中立の怪物: 古のもの(Elder Thing) (3体)

かの有名な古代種族で地球生命の創造者とも言われますが、見た目は羽根と手足の生えた樽。ゲーム的には同じ領域にいる敵の旧支配者の特殊能力を封印できるという意外と優れものです。

●中立の怪物: 星の精(Star Vampire) (3体)

透明で犠牲者の血を吸うというスター・ヴァンパイアさんですが、ゲーム的にも戦闘でダメージを与えた相手から魔力や滅亡点(勝利点)を奪えるという特殊能力を持っています。

●中立の怪物: 次元をさまようもの(Dimensional Shambler) (3体)

「空鬼」と翻訳されることもある下位次元からの怪物です。ゲームでは召喚した時にはマップ外に置いておき、好きな時にマップ上の好きな場所に登場させることができるという特殊能力があります。

●中立の怪物: 外なる神々の従者(Servitor of the Outer Gods) (3体)

笛や踊りでアザトースや他の外なる神々の無聊を慰めているとされる心無き従者たちです。ゲーム的にはこいつらは戦闘力マイナスの邪魔者です。だから自分で持つのでなく獲得したら即座に他の勢力に押し付けることができます。押し付けられたプレイヤーはこいつらを召喚させられることになります。(そう、何度も何度も。できるだけ恨みは買わないようにしましょう)

●中立の呪文の書(Neutral Spellbook) (6種類)

これらの呪文書は自分の勢力が呪文書を獲得する代わりに入手することができます。門の創造費用が安くなったり、自分の信者を生贄にして魔力を獲得したり色々と便利な能力が揃っていますが、これらを入手するとその分だけ本来の自分の勢力の呪文書が入手できなくなるので損得を良く考えなければなりません。

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■次回は拡張マップについて紹介する予定です。