2017年4月29日

クトゥルフ・ウォーズ(Cthulhu Wars)拡張の紹介(9)


今回から今月届いたばかりの第二期キックスターの拡張セットを紹介していきたいと思います。今回は第二期拡張の中でも中核である拡張勢力チョー・チョー人(Tcho Tcho)について紹介します。

= チョー・チョー人(Tcho Tcho) =
(Tcho Tcho Expansion $59.99)

チョー・チョー人はビルマの奥地に起源を持ち種族として邪神を崇拝する忌むべきものたちとされています。この拡張セットはそのチョー・チョー人を対象にしたものです。

●侍祭信者(Acolyte Cultist)

どの勢力にもいる6人の侍祭信者です。「チョー・チョー人」勢力に付属する侍祭信者のフィギュアは他の勢力に所属するものと造形が異なっていますが、ゲームの性能としては同じです。チョー・チョー人はアジア人に似ているとも、身長120cm程度の矮人種族であるとも色々な説がありますが、フィギュアは小さくはないようです。

●大司祭(High Priest)

これもフィギュアの造形は違いますが機能的には「大司祭拡張パック」についてくる大司祭と同じ性能です。「チョー・チョー人」勢力には何と 3人もの大司祭が付属しています。侍祭信者と大司祭合わせて9人もの幹部信者がいるのがこの勢力の最大の特徴です。この人数により魔力を潤沢に供給できるのがこの勢力の利点になます。

●原ショゴス(Proto-Shoggoth)

この勢力に所属する唯一の怪物(Monster)ユニットです。原ショゴスは元は人間でそれを魔術もしくは異界の技術により怪物に変えたものとされていますので、ある意味これもチョー・チョー人なのかもしれません。よく見るとフィギュア的にも倒れた人間から不定形の怪物が生えています。戦闘的には決して強いユニットではありませんが、6体もいるのと関連する呪文書を解放することにより、そこそこの防御力を発揮できるようになります。

●ウボ=サスラ(Ubbo-Sathla)

この勢力の旧支配者は「地球の生命の起源」「自ら存在せし源」ことウボ=サスラです。それを取り巻いていると言われる旧神の叡智を記した石版もフィギュア化されています。ゲーム的には覚醒コストは極めて安価なものの最初は弱くてまったく使いものになりません。しかしターン経過でどんどん強くなっていき最終盤には手のつけれれない強さになります。

●勢力シート(Faction Sheet)と呪文書(Spellbook)

この勢力の独自能力は誰かが「絶滅の祭儀」を実行した時に滅亡点を1点もらえるというもので派手さはありませんがかなりお得です。呪文書の能力は大司祭に関係するものが多く、その使い方が勝敗を分けます。

この勢力は最初からかなり豊富な魔力が利用できスタート・ダッシュするには最高ですが、戦闘力がほぼ皆無なため中盤以降はかなり苦しくなります。ウボ=サスラが終盤強力ユニットに育ちますが、それを待たず、にいかに先行逃げ切りを図るかを考えた方が良さそうです。

●その他

あとユゴス・マップで遊ぶためのブレイン・シリンダー・トークンも付属しています。
ブレイン・シリンダー
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■次回は旧支配者パック4について紹介します

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