本日(12月22日)の朝9時(日本時間)をもって RuneQuest: Classic Edition のキックスターターが終了しました。
最初は1970年代のルールの復刊に果たしてどれだけ集まるだろうかと、結構不安視していたのですが、 最終的に支援者 2,176人、 金額 206,819ドルという成果が出たようです。
最初はここまで大きくなるとは思っていませんでした。 あの Guide to Glorantha のキックスターターが1300人弱、 26万ドルだったことを考えると、 この金額は大成功ですね。 RuneQuest2版 は海外では根強い人気があると聞いてはいましたが、 あらためて実感した次第です。
特に終了時間間際60分くらいになってからの、 最後の追い上げはものすごく、 見ている目の前でどんどん金額が増えていくのは驚きでした。 到底無理だろうと半分諦めていた Trollpack まで達成されました。 素晴らしい。
アップデート情報のタイトルで "I Bought, we won." (我が購入し、我々が勝利した) とありますが、 まさにみんなの協力の成果だと思います。 参加者全員に賞賛を送りたいと思います。 特に最後のひと押しをされた方々には大感謝です。
この後の予定ですが、 上記のイラストにもありますが、「冬休み中に間に合わせる。 キックスターターから資金が振り込まれ次第、 ルールブックの PDF を配布予定」とのことなので、 キックスターターでは普通ありえないほどの早さで入手できそうです。 印刷版も来年の早い時期に 2月頃には届いていそうですね。
今は祭の後の感じで少し放心しています。
それでは、 皆様、お疲れ様でした。
今夜の夢にはトロウルが出て来そうだ。
2015年12月22日
2015年12月13日
RuneQuest Classic: kickstarter 進捗
現在、 kickstater で資金募集中の RuneQuest Classic ですが、 残り1週間ちょっとなったので現時点での進捗をまとめておきます。
現在(日本時間で12月13日22時)の時点で 1440人から 12万3千ドルが集まっています。 これは募集金額の3万ドルの4倍になるので、プロジェクトが成立することは確定で、あとはストレッチ・ゴールをどこまで達成するかという状況になっています。
これは Rune Priest ($100)以上の応募に最初から付属しています。 それ未満の場合にはアドオンとして応募金額に $25を追加することで PDF5冊が、 $50を追加することで5冊の印刷物とPDFが入手できます。
現時点まで以下のストレッチゴールが達成されています。
上位のストレッチ・ゴールを達成するとみんなが嬉しいので、支援のほどよろしくお願いします。
現在(日本時間で12月13日22時)の時点で 1440人から 12万3千ドルが集まっています。 これは募集金額の3万ドルの4倍になるので、プロジェクトが成立することは確定で、あとはストレッチ・ゴールをどこまで達成するかという状況になっています。
● The Sea Cave
4冊構成だった The Old School RQ Source Pack に5冊目が追加されました。 追加されたのは The Sea Cave というグレッグ・スタフォードの手によるシナリオで、これまで未発表だったものなので、 今回が入手する最初の機会ということになります。これは Rune Priest ($100)以上の応募に最初から付属しています。 それ未満の場合にはアドオンとして応募金額に $25を追加することで PDF5冊が、 $50を追加することで5冊の印刷物とPDFが入手できます。
●ストレッチ・ゴール
前の投稿で書きました以下の最初の3つのストレッチゴールの達成により Lay Member ($15)以上のの申し込みをしている人全員に以下の3冊のPDFが配布されます。- $30,000 - Fangs
- $40,000 - Apple Lane
- $50,000 - Snakepipe Hollow
現時点まで以下のストレッチゴールが達成されています。
- $60,000 - Runemasters (各カルトのリーダーの高レベルNPC集、$5追加で)
- $70,000 - Plunder (プラックス財宝(アイテム)集、$5追加で)
- $80,000 - RQ Companion (Wyrms Footnote から特選記事、$10追加で)
- $100,000 - Cults of Prax (主要カルト本、超重要、$10追加で)
- $115,000 - Cults of Terror (混沌カルト本、重要、$10追加で)
- $130,000 - SoloQuest Classic Collection (ゲームブック、3シナリオ合本、$10追加で)
- $145,000 - Griffin Mountain (バラザール・キャンペーン設定、$15追加で)
- $160,000 - Pavis (パヴィス・キャンペーン設定、$15追加で)
- $175,000 - Big Rubble (大廃都・キャンペーン設定、$15追加で)
- $190,000 - Borderlands (プラッス周辺・キャンペーン設定、$15追加で)
- $205,000 - Troll Pack (トロウル種族設定、カルト、シナリオ本、$15追加で)
上位のストレッチ・ゴールを達成するとみんなが嬉しいので、支援のほどよろしくお願いします。
2015年12月7日
新しい RuneQuest について
先日ロンドンで行われたコンベンション Dragonmeet において、ケイオシアム(Chaosium)が開発予定の次期 RuneQuest について新たな発表があったようです。 現時点で判明していることは多くないのですが、 簡単にまとめておこうかと思います。
GenCon 2015 の時点では Loz と Pete が RQ6 をベースに開発していた Adventure in Glorantha を RQ6 に組み込む形で次の RuneQuest を開発するとされていたのですが、 大きな変更があったようです。
これにより RQ6 や RQ2 のファンから色々な憶測や自分の好きな点や嫌いな点など議論が噴出している模様です。 みんな言いたいことがいっぱいある模様。
RQ6 から採用する内容を見ると戦闘はほぼ RQ6ベースのようにも見えるので、 じゃあどこが RQ2 ベースなんだと考えると、 結局新しい RuneQuest はグローランサ(Glorantha)専用にしたい、 だから最後にグローランサ専用だった RQ2 の後継にするんだということなのかもしれません。 魔術ルールとかをグローランサ用にチューニングしてくるのではないかと思われます(願望)。 (RuneQuest Classic のキックスターターの成功を見るに、 RQ2ベースと名乗った方が商売上の利点があるとみた可能性も)
Sandy 御大、 「ゆりかご河」の Ken、 「太陽領」の MOB、 そしてもちろん Jeff というメンバーに不足はないのですが、果たしてどのようなものができて来るのでしょうか。
この発表に関して、 ほぼ完成していた RQ6 AiG を捨てて今から開発となると発売時期が大幅に後ろ倒しされそうなのが残念な点です。
GenCon 2015 の時点では Loz と Pete が RQ6 をベースに開発していた Adventure in Glorantha を RQ6 に組み込む形で次の RuneQuest を開発するとされていたのですが、 大きな変更があったようです。
Dragonmeet 参加者よりの第一報:
- 新しい RuneQuest は Design Mechanism の RQ6 ではなく、 RQ2 をベースにすると発表があった
- サンディー・ピータセンがあ RuneQuest Glorantha に参加するとのこと
これにより RQ6 や RQ2 のファンから色々な憶測や自分の好きな点や嫌いな点など議論が噴出している模様です。 みんな言いたいことがいっぱいある模様。
The Design Mechanism から公式発表: Important Announcement: Future of RQ6Design Mechanism側は Chaosium の決定に従っただけ。 喧嘩分れしたわけではないことを強調していました。
- 発表の通りケイオシアムの次の RuneQuest は RQ6 ではなく RQ2 ベースになる
- The Design Mechanism の Loz と Pete は Chaosium の RuneQuest の開発メンバーから外れる
- 現行の RQ6 のライセンスは予定通り来年の7月で終了する
- その後も名前を変更して出版を継続する予定。 新しい名前は未定
- これは Chaosium側の決定であり Loz と Pete は関与していない
- エラッタを反映して少しだけ変更したバージョンを新しい名前で発売したい
Choaisum の公式発表: Some Q&A About What's Happening with RuneQuest
- Chaosium の RuneQuest 第4版 を2016年に発売する予定
- 新しい RuneQuest は RQ2 を基盤にして RQ3, RQ6, PendragonPass, Call of Cthulhu, Ringworld, the Epic System (未発表), RQ Dragon Pass campaign (未発表)で学んだことを反映させる
- RQ6の要素のうち以下のものを取り入れる。
- 攻撃と受けの組み合わせ技能
- 対抗ロール
- 戦闘スタイル
- 全体HP無しで部位HPのみ
- 100%を超えるスケーラビリティ
- アクション (訳注: アクション・ポイントのことか?)
- 技能の初期値を能力値の合計で来める
- RQ2 の戦闘リズムを維持する
- 汎用システムではないので RQ3 で導入された作者自信も認める多くの欠陥は破棄できる
- デザインの最大の目標はプレイヤーと世界設定を相互作用させること、すなわち世界を密接に組み込んだグローランサ専用システム
- 以下のメンバーで開発にあたる
- Sandy Petersen
- Ken Rolston
- Jeff Richard (Moon Design team)
- Michael O'Brien (Moon Design team)
- Neil Robsinson (Moon Design team)
- Rick Meints (Moon Design team)
- Greg Stafford が20年間作成してきたデザインノートがある
RQ6 から採用する内容を見ると戦闘はほぼ RQ6ベースのようにも見えるので、 じゃあどこが RQ2 ベースなんだと考えると、 結局新しい RuneQuest はグローランサ(Glorantha)専用にしたい、 だから最後にグローランサ専用だった RQ2 の後継にするんだということなのかもしれません。 魔術ルールとかをグローランサ用にチューニングしてくるのではないかと思われます(願望)。 (RuneQuest Classic のキックスターターの成功を見るに、 RQ2ベースと名乗った方が商売上の利点があるとみた可能性も)
Sandy 御大、 「ゆりかご河」の Ken、 「太陽領」の MOB、 そしてもちろん Jeff というメンバーに不足はないのですが、果たしてどのようなものができて来るのでしょうか。
この発表に関して、 ほぼ完成していた RQ6 AiG を捨てて今から開発となると発売時期が大幅に後ろ倒しされそうなのが残念な点です。
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